2018年3月15日 11:00
新学期は新しい先生との出会いの季節! 合理的配慮を頼むポイント、 先生との関係性づくりのコツって?
先生が普段から多くの業務を抱えているということを念頭に、先生側に負担がかかりすぎていないか今一度チェックしてみましょう。
なかなか配慮がされない、となると子どももだんだん困り感が溜まってきたり、先生への不満を感じたりすることがあるかもしれません。そんなときは、否定も肯定もせず、「大変だったね」「困ったことがあったのに、よくがんばったね」と共感の姿勢を見せることが大切です。
一方、「あの先生はお母さんも好きじゃない」「先生の○○なところ、嫌だよね」というような先生に対するネガティブなイメージを親の口から子どもに伝えることはおすすめしません。親・子どもどちらにとっても、先生への信頼感を築きにくくなってしまうからです。
子どもが感じる先生への気持ちと、親が察知する子どもから先生に抱く感情は同じだとは限りません。あくまでも中立的な立場で、子どもの気持ちに共感の姿勢をもちましょう。
とはいえ、担任の先生に障害のことや合理的配慮をなかなか理解してもらえないこともあります。
その場合、担任の先生以外の先生や職員で頼れる人はいないか、視野を広げてみましょう。例えば、学校だと学年主任・教頭・校長先生や保健室の先生、特別支援教育コーディネーター、スクールカウンセラーなどが主に挙げられます。他にも医師や各種支援センターなど、協力をあおぐことができる可能性のある人はさまざまです。
担任の先生にすべての配慮を委ねると、どうしても他の子どもへの対応もあるため、こちらの要望通りにうまくいかないこともあると思います。担任の先生以外に親子が頼れる存在を見つけられると、別の角度からサポートの糸口を見つけられるかもしれません。
「こんな風に先生と協力しています!」合理的配慮の体験談を紹介
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10272002666
ここまで先生とどうやって関係を構築していくか、どう配慮を依頼するかを解説しましたが、実際他の親子はどのように先生と協力体制を築いているのでしょうか。それぞれの工夫や体験談をご紹介します。これならできそう、と思えるアイディアがあったら、さっそくこの新学期に試してみるのもよいですね。
さきほどご紹介した合理的配慮のお願いのコツにもある「サポートブック」。また、日々先生とのやりとりで使う連絡帳をうまく活用している、という声が多く寄せられました。