2018年5月28日 11:00
発達障害の子どもにやさしい!アメリカの「セサミプレイス」が認定自閉症センターに選ばれたわけ
です。ここは、アメリカの子ども教育番組「セサミストリート」のキャラクターのテーマパーク。「セサミストリート」といえば自閉症の女の子のキャラクターが登場したことも話題になりましたね。
https://h-navi.jp/column/article/35026243
セサミストリートに自閉症の新マペット登場!番組制作の背景は?日本では視聴できるの?
アメリカで「認定自閉症センター」として認められるには、働いているスタッフが発達障害についてしっかりと教育を受けている必要があるそうです。では、「セサミプレイス」のスタッフは、実際にどのような訓練を受けたのでしょうか。公式ホームページに記載されている内容によると、スタッフは発達障害の特性にかかわる以下の点について特別なトレーニングを受けているそうです。
・感覚刺激に関する認識
・運動能力
・自閉症に関する基本的知識
・各種プログラムの作成
・ソーシャルスキル
・コミュニケーション
・環境設定
・感情についての認識
また、スタッフがその人の特性に配慮して、乗ることのできる乗り物をピックアップしてくれたり、刺激で疲れてしまった人のためのコームダウンの部屋を準備してくれていたりします。聴覚過敏の人のためにヘッドフォン貸出が行われているほか、パレードでは、身体を触れられることが苦手な人は、キャラクターが直接ハグしたりすることのない列に案内されるのです。
https://sesameplace.com/philadelphia/help/autism-resources/
セサミプレイスホームページ ー 世界で初めて「認定自閉症センター」に認定される(英語)
「分かっている人がいる」という安心感
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132106468
今でこそわが家の息子は感覚刺激が不快になると、自分から休憩するようになりました。成長するに従って、自分の限界を認識することができるようになってきたからです。けれども、幼いころはそうはいきませんでした。
水族館に行けば、ボヤボヤとした光と、館内から響く独特の音にやられて、床に這いつくばって動かなくなりました。動物園では、動物の臭いにめまいがしてきてしまい、ずっとおんぶで移動したこともあります。顔は真っ青でした。