子育て情報『ひとりで奮闘する発達障害児のママたちへ。同じ思いを抱える親だからできるペアレントメンターのサポートとは』

2018年8月4日 11:00

ひとりで奮闘する発達障害児のママたちへ。同じ思いを抱える親だからできるペアレントメンターのサポートとは

友人から教えてもらった講演会の情報を調べようと大分県の発達障害者支援センターのサイトを開いたときに、メンターの養成研修が行われているのを知りました。

自分が発達障害児の親として生活するなかで、保護者の負担や不安に思うことへのサポートの手薄さを痛感する日々。そんなしんどさを親の会などを通して出会った先輩母さんたちに話しては、勇気をもらってもいました。

「この制度を利用したら私にも何かできることがあるんじゃないか」
「先輩母さんたちにやってもらってきたことの恩返しができるんじゃないか」

興味を持ったものの、当時はまだ末っ子が小学校に入学する前でもあり、また問題行動の多い次男のサポートにも手がかかっていた時期。

研修に全て参加するための時間を捻出することは今の私にはとても無理だ…と諦めて応募は見送りました。


思い切って申し込んだ養成研修

ひとりで奮闘する発達障害児のママたちへ。同じ思いを抱える親だからできるペアレントメンターのサポートとはの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10250000642

気になりつつ踏み出せずにいた2017年の春先、所属している親の会を通してメンター募集の案内が来ました。

いろいろなサポートのおかげで当時6年生の次男の状態がだいぶ落ち着いていたこと、また次男の中学進学を前に自分の知識や情報を増やしたい、もっといろんな人に会いたい、と思っていた矢先だったこともあり、「今しかない!」と夫や実家の家族にサポートを頼んで応募しました。


養成研修は朝から夕方まで丸1日の研修が月1回程度のペースで組まれており、修了証を頂くためには全5回の研修を全て受けなければならない仕組みになっています。研修のなかではペアレントメンターとしての活動の基本から始まり、ピアの立場からの寄り添い方、お話の聴き方、相手を侵害しないよう気をつけながらお話を進めるスキルなど、相談を受けたときにお話を聴く手法、いわゆる「傾聴」の研修に多くの時間が割かれました。

私も含め、同期の皆さんが難しさを痛感したのがそのなかの傾聴のロールプレイ(役割を決めて演技をする研修)です。

3人1組で「相談者・メンター・観察者」に分かれて、それぞれの役割を演じます。

「相談者は何歳の自閉症と診断された子を持つこういうことに困っている保護者」という設定が決まっている回もあり、また設定は特に決められず自分で考えながら演じる回もありました。

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