2018年8月4日 11:00
ひとりで奮闘する発達障害児のママたちへ。同じ思いを抱える親だからできるペアレントメンターのサポートとは
ペアレントメンターを知っていますか?
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ペアレントメンターは、発達障害のある子どもを育てる保護者に寄り添う形で保護者支援の一端を担います。
メンターの役割を担うのは私のような、発達障害のある子の育児経験がある保護者です。同じような保護者に対して共感的なサポートを行ったり、地域で受けられる支援や施設などについての情報をストックし、必要に応じて提供することができます。
専門の支援者とはまた違う、ピアな(同じような)立場からの寄り添いです。
発達障害のある子を育てる保護者にとって、同じ立場で話せる人がいるということがどれだけ自分の支えになるのかを感じる経験が私にもありました。
孤独な発達障害児の子育てが辛かった、かつての私
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ADHDのある次男が診断を受けたのは3年生のころ。
毎日のように学校からかかってくる電話、頻発する問題行動、家での育てづらさ…
どう対応していいかもわからないまま学校の先生に相談してもめどが立たない日々が続くなか、同じように困っているママ友が周りにいるわけでもなく、誰にも話せず、自分がこの世の中で一番辛いような、どん底にいるような気持ちだったのを覚えています。
あちこちに相談してやっとの思いでたどり着いた病院の先生、他校の通級指導教室に通うことになった先で出会った通級の先生、同じ学校のお母さんが紹介してくれた親の会、発達障害をキーワードに知り合ったTwitterの友人たち…
少しずつですが、次男のことを相談できる相手、愚痴をこぼせる先が増えていきました。
診断を受けてからも次男を育てていく大変さは簡単には減りませんでしたが、「発達障害とはどんなものか」を知ったうえでお話ができる相手が少しずつ増えるにつれ、自分の抱えている荷物が少しずつ軽くなっていったような気がします。「そうそう」「あるあるだよね」「うちはこんなだったよ」「お互い大変だねえ」…
そんな自分のしんどさを共有できる人がいることで「自分だけじゃないんだ」「仲間がいるんだ」と心強く感じました。
ペアレントメンターという言葉との出合い
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私がペアレントメンターという言葉に出合ったのは、3年ほど前のこと。