子育て情報『学びやすさにこだわった算数・漢字問題集や、発達が気になる子向け自己分析ワーク、当事者が書いたライフハックノートまで。日々の「困った」に役立つ実用的な6冊』

2019年9月6日 07:00

学びやすさにこだわった算数・漢字問題集や、発達が気になる子向け自己分析ワーク、当事者が書いたライフハックノートまで。日々の「困った」に役立つ実用的な6冊


自己分析をして、目標に向けて行動する力を高めよう『やる気スイッチをON!実行機能をアップする37のワーク』

著者の高山恵子さんは自身もADHDであり、ADHDの理解の普及支援を行うNPO法人えじそんくらぶの代表です。本書の中で実行機能とは「目標に向かって行動するために必要な考えや行動、感情をコントロールする機能」のことを指します。ワークを通して、自分の苦手なことについて自己分析をしたり、問題解決力をつけたりするために活用できる一冊です。

実行機能を構成する要素は「起動(やる気スイッチ)」「計画立案」「時間の管理」など計8つに分類されており、まず自分がもつそれぞれの力のバランスをチェックリストで分析。その上で各要素の力を高めるためのワークに取り組むことで、バランスよく実行機能を高めていくことに役立てられるようになっています。ワークは実生活の中で起こりうることが例になっているので、自分に当てはめて考えることができます。

また、実行機能を高めるワーク以外に、「朝ねぼうした」「遅刻した」などの失敗した場面でどう対処したら良いかを考えるワークもついており、実行機能を高めていきながら、問題が発生したときにも応用できるような構成となっています。


当事者による、生活していくための分析が詰まった一冊『発達障害の私が夫と普通に暮らすために書いているノート』

大人になり結婚した後に発達障害であることが判明した著者のななしのういさん。
それまで自身の特性による困り感は特に感じていなかったそうですが、夫と生活していく中で夫につらい思いをさせている場面があることに気づき、状況を改善するためにノートを書き始めたそう。文字にして書き出すことで頭の中が整理できるという著者の手書きのノートは、起こったできごとの分析とそれに対しての改善策が丁寧に記されています。

ノートには、夫婦のコミュニケーションから、料理や掃除・片付けなど日常の家事、仕事や通院のことまで、生活に関するさまざまなことがまとめられています。中には、著者自身の視点からの分析に加えて夫からのコメントがついているページも。起こったできごとに対しての夫の見解や著者に対して思うことが書かれています。

文字にすることで双方の考えを理解して改善策を見つけ出していく方法は、いろいろな人との関係調整や困りごとの解消に活用できそうです。


見やすく、楽しみながら学習できる!『個別支援プリント』シリーズ

多くの人にとって読みやすいと言われているUD書体を使用して作られた国語と算数のプリント集が発売されました。

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