【障害年金申請への道vol.2】書類作成に着手!『病歴・就労状況等申立書』は20年間の娘の困りごとでどんどん埋まり...
前回のあらすじ
娘が18歳の時に学校主体で開催された、保護者向けの障害年金説明会をきっかけに、申請のための準備を少しずつ進めようと考えた私。役所の窓口の方にもまだ早いと驚かれましたが、少し早めに過去の記録を引っ張り出し、保護者が作成できる書類の記入に取り掛かることにしました。
早めに準備ができる書類
『病歴・就労状況等申立書』は障害年金を申請する際に必要な書類の一つです。
医療機関に記載を依頼する診断書などには有効期限がありますが、これは請求者(本人や保護者)が作成する書類なので早めに準備しておくことができます。私は隙間時間に少しずつ作成していきました。
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どこで区切るか
『病歴・就労状況等申立書』の最初の欄は発病から初診までの間(先天性疾患は出生時から初診まで)の状況を、それ以降は期間を3〜5年に区切って書くので、
私は娘の経過を、
1.出生時~初診まで(娘の場合は0~2歳)
2.未就園の期間
3.幼稚園の期間
4.小学校(低学年)
5.小学校(高学年)
6.中学校
7.高校
8.就職後
に分けて書くことにしました。
娘の場合、一枚では欄が足りなかったので『病歴・就労状況等申立書(続紙)』を使用しました。
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状況記入欄に何を書くか
状況記入欄には、(受診していた期間は)通院期間、受診回数、入院期間、治療経過、医師から指示された事項、転医・受診中止の理由、日常生活状況、就労状況などを書くのですが、私はそれらの他に
・初診まで…親が感じていた困り事(視線が合わない。抱くとのけぞって嫌がる。手をつなぐのを嫌がる。発語が遅い。)など
・就学まで…療育センタ―受診の経緯、療育内容、幼稚園での様子
・学生時代…障害由来の学校での困り感、学校でのいじめの様子、感情コントロールの困難さ、支援機関との連携について
・就職後…新たな環境に対する不安の強さ、精神的に不安定な様子、職場で行われている配慮
などを記入しました。
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当初「なんてサイズが大きいんだろう!」と思っていた『病歴・就労状況等申立書』用紙は、娘の20年間の困りごとで、みるみる埋まっていきました。
それは「よくまあこれだけのことがあったものだ」と我ながら感心するほどで、最終的には枠内に書ききれず、割愛するエピソードがでるほどでした。