2020年1月29日 07:00
卒業危機!国家試験の必須アイテムが…ナイ!ADHD息子の学校生活は最後まで波乱万丈で…
気持ちはわかるけど、学校をおろそかにしてまで遊ぶのは良くないですよね。バイトもしていて体が疲れているんだから休まなくちゃ。
Upload By かなしろにゃんこ。
卒業したら整備士としての就職を視野に入れており、そうなると整備士資格が必須です。卒業認定証をもらえないと整備士の国家試験の受験資格は得られません。学校には奨学金制度を利用して通っていたので、資格が取れず就職できない場合、奨学金返済にも影響が出かねません。
こんなことを親子で話し合い、卒業と資格取得を再度目指していくこととなりました。
遊ぶの禁止!アルバイトは週1日!補習を毎日受けて、なんとか卒業へ
Upload By かなしろにゃんこ。
周りの子はアルバイトもして国家試験対策もして就職活動もして、すでに内定をもらっている子もたくさんいましたが、リュウ太は補習や日々の授業をこなしていくことだけで精一杯です。卒業するまで遊びに行くの禁止!アルバイトは週1日だけ!と約束しました。
そこからは毎日放課後に補習を受け、補習のあとには夜間に開いている試験対策の特別授業を受けて、帰宅するのは11時。そこまでしても万年落ちこぼれな子ですから整備士試験問題集はわからないものだらけです。試験前の合宿で3日間ぶっ続けで勉強して、ようやくみんなに追いついたようです。
そして卒業2日前にギリギリ補習を終わらせ卒業できることになりましたが、結局就職活動ができないまま卒業式を迎えることになってしまいました。
あとは国家試験を突破するのみ!しかし、ここで大きなハプニング...
Upload By かなしろにゃんこ。
卒業式2日後、整備士の国家試験の日。
「大丈夫?受験票はしまったの?時間は間に合うの?」心配な母はソワソワ。
母の心配をよそに、リュウ太は「受験票はカバンに入れたよ!大丈夫だって、いってきまーす」と元気に出発していったのです。
…が!! 「ヤダ―――大事なもの忘れてる!」
廊下に、そこにあってはいけないものが置いてありました。試験に必須の電卓と筆箱です。
「まぁここまで頑張っただけでヨシなのかな?リュウ太だもんね、無事に済むわけないじゃない!大事な場面でやらかすのがあの子よ…」と母は諦めムードでした。
試験会場前のコンビニで、リュウ太は青くなっていました。「やべー筆箱忘れてきた...電卓もない」