子育て情報『【おねしょ・夜尿症のお悩み】治療法や大切な心のケア。毎日できる生活面の工夫、お布団の洗い方も――専門家が解説【後編】』

2020年4月7日 07:00

【おねしょ・夜尿症のお悩み】治療法や大切な心のケア。毎日できる生活面の工夫、お布団の洗い方も――専門家が解説【後編】

朝食と昼食はしっかり食べましょう。夕食は少し控えめにして早めに取り、夕食後から寝るまでは、可能なら2~3時間あけましょう。

水分の取り方に気を付ける
寝る前に水分を取り過ぎると、夜尿症につながります。ただし、水分は身体にとても大切ですので、朝食と昼食ではたっぷり取ってください。昼食の後からは水分(ジュース、お茶、牛乳など)を控えめにし、夕食時から就寝まではコップ1杯(200cc)程度までの水分摂取にとどめましょう。

塩分を控える
塩分のとり過ぎは、のどの渇きから夜尿症の原因となる水分のとり過ぎにつながります。また水分をとり過ぎていない場合でも、夜尿症の原因になります。

寝る前にトイレにいく
トイレに行ってから寝る習慣をつけましょう。
布団に入り30~1時間経っても寝付けないときには、もう一度トイレに行きましょう。

夜中、無理にトイレに起こさない
夜中に無理にトイレに起こすと、寝ている時間におしっこをする習慣がつき、夜尿症が治りにくくなることがあります。

寝ているときの寒さ(冷え)から守る
冷えは、尿量の増加や膀胱の縮小につながります。特に冬は、下着を重ね、靴下を履き、体を冷えから守り、温かくして寝ましょう。

お薬による夜尿症治療では、抗利尿ホルモン薬、抗コリン薬、三環系抗うつ薬、漢方薬などが使用されます。生活改善を行ってもよくならない場合には、夜尿症を診てくれる病院に相談してみましょう。

夜尿をアラームで知らせてお子さんに認識させ、それを繰り返すことにより膀胱が尿をためられるようになります。皮膚感覚や音に敏感なお子さんには不向きかもしれません。


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負担に感じる布団の対策

夜尿症のあるお子さんをもつ保護者がもっとも負担に感じるのは、濡れた衣服や寝具の後始末です。特にお布団は、時間がたつほどにアンモニア臭がしみつき、いやな臭いがなかなか取れません。ここではお布団を濡らさないための対策、濡れてしまったお布団の洗い方、乾かし方を紹介します。

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オムツ
赤ちゃん用のオムツの大きい版、または大人用より一回り小さい版として、多くの商品が売られています。
オムツは、夜尿の頻度が減ったら速やかに外すこともあれば、下着やお布団の後始末を考慮して保護者の判断で継続することもあります。

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