2020年4月3日 07:00
休日の「おかーさん!」攻撃には…母も楽しめて言葉の力や先読み力もつく!?「短歌大喜利」と「はさみ将棋」【親子の室内遊び編】
オセロでは一度置いた石は動かすことができませんが、はさみ将棋では一度置いた駒もどんどん動かすことができます。
私は、このシステムが特に面白いなと思います。衝動性の強いコウが甘い手を指してしまった時、「これ、大丈夫?お母さんはうれしいけど…?」などとヒントを与えることで、すぐに「今の手は間違っていたこと」に気付いた上で、次の手番になったらその駒を逃がすことができるのです。
はさみ将棋で得られた副産物?
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はさみ将棋によって得られた思わぬ副産物もありました。はさみ将棋をしばらく続けた後は、衝動性で動きかけた時に「ん?これしていいのかな?」と1拍置くようになったのです。
これは多分、「目先の刺激や利益に飛びつくと即痛い目を見る」という経験が染み付いたことで、一時的に衝動性に“待て”がかかるようになったのだと思います。
1拍置く間に考えるという行為は、「これをしたらどうなるのだろう?」と“行動の結果を予想する”ということです。
はさみ将棋では、「自分のしたいこと」の為に「相手のしたいこと」を読まなくてはなりません。
コウにとって頭から抜けやすい要素である「人の気持ちや考え」を読むことの良い練習になっているのかもしれません。
未来の自分も、ある意味“(今の)自分ではない別の人”です。「今の僕は面倒くさいって思ってるけど、未来の僕は『あの時やっておけばよかった』って思うのかも…?」と考えることは、“見通し”にとって重要なことのひとつだと思います。
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喉元過ぎれば…なのか、1~2週間やらない時が続くと、“1拍置く習慣”はスーッと消えていってしまいます。今後定着することがあるのかどうかは分かりませんが、何かしら「1拍置かないと即座に(分かりやすく)損をする、リカバリーやリトライができる」遊びを探していきたいなと思います。
とは言っても、コウは思春期も始まるであろう5年生。段々と親が用意したものにホイホイ乗る子どもではなくなっていくだろうと思います。
今の内に経験した「分かりやすいレスポンス」の記憶が、どこかに残っていってくれるといいな、そしてできれば今後も良い経験に恵まれていくと良いな…と思いながら、今日も「ねーねーお母さん!」の嵐に揉まれています。
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