子育て情報『「自分も障害になったのかな」インフルエンザの高熱で暴れたきょうだい児の小6息子が、不安げに発したその一言にドキッとして...』

2020年9月16日 11:00

「自分も障害になったのかな」インフルエンザの高熱で暴れたきょうだい児の小6息子が、不安げに発したその一言にドキッとして...

ただ、今後も同じような症状が起こり得るので、暫くは大人が傍で様子を見ているように言われました。


熱が高い間は要注意

熱が続いた数日間は、医師に言われた通りできるだけ私か主人が息子の傍にいるようにしました。玄関や窓はダブルロックをし、台所のコンロもロックを掛けました。

熱せん妄と思われる症状はその後2回ありました(いずれも寝起きの時)。
目は開いているのですが、やはりこちらの呼び掛けには応じることはありません。2度目以降は“便器の蓋パカパカ”はありませんでしたが、トイレの前で叫んだり、廊下で頭を抱えてうずくまったりしました。私は息子が落ち着くまで背中をさすりしました。落ち着くと息子は再び布団に戻り眠りました。


私は息子の様子から、「身体は起きているけど脳は眠っていて夢を見ている状態なんだろうな」と思いました。


熱せん妄よりも私が驚いたこと

息子が回復した後、私は息子と熱せん妄を起こしたときの話をしました。本人にはその時の記憶ほとんどありませんでした。

息子「最初の時だけ少し覚えてる。多分夢だと思うんだけど、部屋の中に何人か人がいて、その人の頭の上にしずくの形をした魂みたいのが見えたんだ。」

私「そりゃ怖いね。逃げ出したくもなるね。」

息子「でもその後は記憶ないな。俺、どんな様子だったの?ホントに大声出したりしたの?」

私はそのときの様子を絵に描いて息子に見せました。すると...

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Upload By 荒木まち子

息子「・・・。
俺、障害になっちゃったのかな?」

私「!?」

息子「だって姉さん、暴れてた時あったじゃん。」

私は息子のこの言葉にとても驚きました。


暴れる=障害!?

数年前、娘が高校生のとき、家で暴れていた時期がありました。

息子はそのとき、小学校の低学年でした。
それまでの姉からは想像できないほどの豹変ぶりを彼は目の当たりにしていました。

そのときの様子がよほど印象深かったのでしょう。息子は今回自分が暴れた原因が、姉と同じように障害由来ではないかと心配したようです。それは“きょうだい児ならでは”の発想なのでしょう。

私は息子に熱せん妄の説明をし、姉が暴れた原因とは違うことを伝えました。



思春期の息子に対し

今年中学生になった息子は、
「親に自分の部屋に入って欲しくない」
「友達に姉の障害の事を知られたくない」

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