発達が気になる子どもの保育園や幼稚園での「加配制度」とは?障害児保育や小学校以降のサポートについても解説。児童発達支援や保育所等訪問まで【サポート情報まとめ】
公立・私立問わず、申請を出しても加配をつけられるかどうか、どのような配慮を受けられるかどうかは園によって異なります。加配を申請する際はまず園に問い合わせて、今まで加配制度を利用した子がいたかどうか、その際はどのような配慮を行なっていたかなど確かめると良いでしょう。
https://www.mizuho-ir.co.jp/case/research/pdf/kosodate2017_03.pdf
保育所における障害児保育に関する研究報告書(みずほ情報総研)
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0204/tokubetushien.html
埼玉県 私立幼稚園等特別支援教育費補助金
加配の先生とは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10179021365
加配の先生とは具体的に、どのような支援をしてくれるのでしょうか。詳しく説明します。
加配の先生は配慮の必要な子どもに対して、それぞれのケースにあわせた支援を行います。具体的には、以下のようなサポートがあります。
・身辺自立の支援
例えば食事でスプーンやフォークをうまく使えない場合や自分でトイレに行けない場合などに、サポートを行います。
加配の先生と家庭で連携しながらトイレトレーニングを行い、オムツを卒業できたという声もあります。
・お友達との関わりや集団参加をサポート
うまく友達と遊ぶことができずトラブルになってしまうときや、集団参加が苦手で周囲の子と同じように行動できないときなど、加配の先生が介入してサポートします。友達と遊ぶときのルールや声かけの仕方など隣について教えることで、少しずつ自分の力で関わったり集団参加できるようになっていけるケースが多くあります。
・保護者とのコミュニケーション
子どもの発達や家庭での関わりなど、保護者は子育てについてさまざまな不安を抱えていることも多いでしょう。そんなとき、担任の先生のほか、加配の先生に相談できることがあります。客観的なアドバイスを受けられることで保護者が状況を整理できたり、悩みに寄り添ってもらえる安心感があるでしょう。
また、多くの自治体では発達支援に理解の深い専門家が施設を巡回しており、加配の先生は専門家の助言にもとづいた支援を行っています。