反抗期のわが子への声がけの仕方は?発達障害のある小・中学生の保護者が知っておきたい「見守りのコツ」【無料勉強会開催】
多くのご家庭の悩みごとは?反抗的、ゲーム・ネット依存、学校での人間関係など
小学生や中学生の子どものいるご家庭の多くが、子どもが言うことを聞いてくれなかったり、反抗的な態度に困ることがあります。
「勉強を全然してくれない。学年が上がるごとに成績がどんどん下がってきているのに、まったくやる気を出してくれない」
「ずっとゲームばかりしている。そのせいで夜更かしになり、朝は起きれず、遅刻してばかり…」
「学校での人間関係がうまくいっていないみたい。学校に行きたがらず、休みがちになってきた」
せっかく子どもの気持ちも尊重したいと思っても、何を悩んでいるのかわからなかったり、本人にやる気がないように見えてしまうこともあります。
そのせいで、保護者としては学校と子どもの板挟みになってしまうこともあるかもしれません。
小・中学生は「自分のできないこと」を自覚し始める時期。放っておく・見守ることも一つ

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発達障害のあるなしに関わらず、小・中学生は「自分はいくら頑張っても無理だ」などと現実の壁を意識するようになる時期です。
クラスメイトと比較して自分の容姿を気にしたり、できないことにショックを受けることもあります。
発達障害のある子の場合は、社会のルールや人間関係に苦手意識を持ち、失敗や挫折を重ねてしまいがちです。そういったままならなさや自立心の芽生えによって、大人の言うことを聞かず、反抗的になることがあります。
保護者としてははがゆいかもしれませんが、重要なのは子どもが自分で決めて、行動できるようになることです。
その場で「もうやめなさい」と言うのではなく、事前にルールを話し合って決めることが大切です。保護者としてなぜゲームやネットをしすぎてほしくないのか、一日どれくらいならOKなのか、意見を整理したうえで、「一日何時間」など約束をします。
約束をしたのにすぐには守れないこともあるかもしれません。どうすれば決めたとおりにできるのか、一緒に考えたり、ときには問いかけながら見守るのも一つです。
子どもはなかなか自分の思ったように行動ができません。「もう〇年生なんだから」「これくらいできるようにならないと」とつい言いたくなってしまうこともあるかもしれませんが、ぐっとこらえて辛抱することも大切です。保護者も子どもも意見が合わず、心が疲れてしまいやすい時期です。