2021年2月14日 07:00
ADHD小3次男の物々交換トラブル、状況解明に1週間!担任やクラスメート保護者も巻き込んで…
そのためAくんが合意したことで、承認欲求は満たされて少し冷静になったようです。手元に何も残らないBくんに申し訳なくなった次男は「Bくんのはいらないよ」と断ります。一度あげると言ってしまった手前、Bくんも後には引き下がれません。Bくんも「いらないよ」と断り、しばらく押し問答があったのだそうです。その後困った次男は、近くにいたDくんに、持っていたキーホルダーをあげてしまいました。
これは、次男に順を追って説明してもらうのは難しいなと思いました。「誰と交換するの?」という質問に対して、Bくんとは、「交換する約束」がされていないのだから、最初に私にその情報を伝えなかったのも腑に落ちました。後日先生の前で5人が集まり物々交換はなかったことに。
それぞれの持ち主の元へ無事にキーホルダーが戻っていきました。
私は、ほっと胸をなでおろしました。
「物を大切にしない人は人を大切にできない」と言うけれど…
今回の話を知ったときに、周りのお友達が見せた次男への優しさはもちろんですが、一見「ワガママだ」と思われがちな次男が、Bくんに申し訳なくなったことや、次の日にAくんとの約束を守ろうとしたこと、今まで思い通りにいかなかったときは怒っていた方が多かったのに、泣くという行動に変化していることが分かりました。
「物を大切にしない人は人を大切にできない」など、大人の間でよく聞きますが、小学生はまだ物事の分別をつけづらい時期でもありますし、起こったことの背景を知ると、お友達への優しさがあるようです。次男に関しても同じだと思い否定はできませんでした。ただ、繰り返してもよくないので、褒めもしませんでしたが。
トラブルを減らす目的もありますが、これからも物を交換したり、物を貰ったりしてはいけないと言いました。
この後交換自体は行われていないと思います。
ですが一年後、また別の物をめぐったトラブルが起こりました。
次回に続きます。
発達ナビライターによる小学校生活での困りごとエピソードをあつめたまとめコラムはこちらです。
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