子育て情報『特別支援学級(中学校)卒業後の進路先は?発達障害がある子どもが将来を見据えた学校選びをするには?高卒認定や大学受験資格の解説、学校選びのポイント』

特別支援学級(中学校)卒業後の進路先は?発達障害がある子どもが将来を見据えた学校選びをするには?高卒認定や大学受験資格の解説、学校選びのポイント

平成22年度版

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&query=%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%AD%A6%E7%B4%9A%E3%80%80%E3%80%80%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%80%80%E9%80%B2%E5%AD%A6&layout=dataset&stat_infid=000031930336&metadata=1&data=1
文部科学省「学校基本調査 /卒業後の状況調査 中学校」令和元年度版

中学校の特別支援学級から高校進学者が増えた背景には、情緒障害特別支援学級の在籍児童生徒数が近年大幅に増加していることが影響していると考えられます。そしてこれに伴って受け入れる高校側も必要に応じて別室での受験や、試験時間の延長、問題用紙の文字の拡大や読み上げ機能の使用など、受験の際に障害や特性に合わせた配慮を実施したり、通級教室を設置したりする学校も増えてきていることも理由に挙げられます。

特別支援学級と一言で言っても特性や障害種別により複数のクラスがあります。
それぞれのクラスによって進学率などは変わってきます。すべてのクラスにおいて高校への進学率が増えたという訳でもないので注意が必要です。

特別支援学校高等部やフリースクールに進む場合は内申は必要ありませんが、そのほかの学校の多くは内申が必要となってきます。普通科高校の中でも、都立(市立・県立)高校のほとんどは内申が必要です。私立や専修、専門学校の中には内申は関係なく入学試験の点数や書類のみで合否を決める学校もあります。


なお、入学試験にあたって内申が必要な場合について、通常学級の生徒と同様の中間・期末テストを受けていない場合は通常学級の生徒とは異なる評価の内申になる場合があります。


進路選びのポイント

高校で「支援体制がしっかりしている」「障害や特性に合わせた個別カリキュラムが組まれている」というような学校はまだ少ないのが現状です。その中でも、

・子どもが学校に合わせるのではなく、子どもを理解し、配慮できる「子どもに寄り添った学校」か
・特性や障害からできないことやゆっくりな部分にはじっくりと見守り、今できていることを伸ばしてくれる環境か
・教職員が保護者の話を聞いてくれる姿勢があるか
・必修科目や実習の内容に苦手なものはないか

を見極めることが大切です。

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