子育て情報『接し方で大きく変わる!学習障害・限局性学習症のある子への関わり方とは?具体的な手立ても解説--マンガでまなぶLD・SLD』

2021年11月21日 14:15

接し方で大きく変わる!学習障害・限局性学習症のある子への関わり方とは?具体的な手立ても解説--マンガでまなぶLD・SLD

最近では電子教科書もあり、音声での読み上げシステムが備えられているので活用するのもよいでしょう。

■ふりがなや分かち書き、スラッシュを利用する
漢字などが分かりづらい場合、ふりがな(ルビ)を振ることが効果的な場合もあります。教科書にふりがなを振ったり、テストにふりがなを振ってもらうのも効果的な場合がありますが、学校の先生の理解を得ることが難しいこともあります。

また、文章のどこまでがひと固まりなのか理解できないことがあります。このような場合はまとまりごとに空白を開ける「分かち書き」をしたり「スラッシュ」(/)を引いたりして、どこが文章の区切りとなっているのか、明確に表してあげると文章を読みやすくなることがあります。

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■スマートフォン・タブレットなどのICTを活用する
スマートフォンやタブレットを使うと、文字を拡大できたり、音読機能があったりと便利です。学校の理解があれば、板書を写真撮影したり、録音機能などにも利用できます。学習用の無料アプリなどを使って楽しく勉強することも可能です。


■書字表出障害との合併に注意した対応を
読字障害がある場合、結果として文字を書くことにも困難を感じることもあります。以下の書字表出障害への対処法も試してみましょう。


書字表出障害(ディスグラフィア)のある子への接し方

■漢字を分解して、漢字のパーツごとへの理解を促す
書くことを苦手とする場合、位置関係をつかむことを苦手としている場合があります。そのため、漢字そのものを覚えさせるのではなく、「へん」や「つくり」に分けそれぞれの意味を教えてあげることにより、漢字を覚えやすくなります。また、パーツを足し算して漢字をつくるゲームをするなど、楽しみながら文字を学ぶのも一つの手です。パーツの配置のバランスがつかみやすくなるので、漢字に対しての苦手意識が薄れる場合があります。
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■視覚過敏を緩和するように支援する
読字障害においても同じことが言えますが、視覚過敏がある子の場合、紙の白さを過敏に目が感じ取ってしまいます。文字の黒さと紙の白さのコントラストに目がちかちかしてしまうこともあり、長くノートに向き合えない場合があります。
光の反射の少ない紙質など、その子に合わせたノートを選んでみるのも方法の一つです。

■マス目やケイ線を用意する
書字表出障害の子の中には、手先の不器用さが目立つ子もいます。

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