子育て情報『勉強のつまずきは、感覚過敏や鈍麻が原因?発達障害との関係、学習困難の理由や支援方法も解説【専門家監修】』

2022年7月20日 14:15

勉強のつまずきは、感覚過敏や鈍麻が原因?発達障害との関係、学習困難の理由や支援方法も解説【専門家監修】

逆に、身体の感覚が鈍麻ゆえに刺激を好み、落ち着きがなく見える場合もあります。

学校の授業を集中して受けられず、学習でつまずいているのは、感覚過敏・感覚鈍麻による「学習困難」が原因かもしれません。


感覚過敏のある子どもが、学習時に困っているポイントはどこにある?

感覚過敏がある子どもの学習の悩み、解決策にはどんなことがあるでしょうか。ここからは感覚のタイプ別にみてみましょう。

目の感覚、視覚が過敏な場合は光を過度にまぶしく感じることがあります。

ノートがまぶしい
一般的にノートの紙は白。ノートが照明の光を反射して、まぶしくて板書ができないといったことが起こります。また、タブレットを学習に活用している場合、明るさの調節をしないと、画面がまぶしすぎることがあります。


>解決策ノートの紙にほんのりと色がついているものを選ぶだけでもまぶしさは軽減します。色つきのクリアファイルや下敷きを重ねることで見やすくなることもあります(※)。また、机の配置が照明の真下にならないようにしましょう。タブレットの画面照度を子どもが見やすく感じる明るさに調整したり、機種によっては色つきの画面に設定できることもありますので、こうした機能を活用することもおすすめです。

(※)子どもによって見やすい色合いや彩度は異なります

窓際の席や照明の当たる席で光がまぶしい
窓が近い日当たりのいい席は、光がまぶしくて黒板や先生の姿だけでなく、光を反射する教科書が見づらくなります。また、照明の種類や光が当たる角度によっては、同じような状況になります。

また、本を読んでいる最中に文字が追えなくなる、ズレたりにじんだりして見える、文字がチカチカと光るように見える、文字が流れてしまうなど、光の感受性が高いために起こる視知覚の困難がある場合、一見、ディスレクシア(読み書き障害)と症状が似ているように見えますが、異なるメカニズムで起きる可能性が指摘されています。

>解決策窓辺を避けた席や、照明の真下を避けるなどの机配置をしてあげましょう。
もし、あまりにもまぶしい場合には、色つきメガネやサングラスの使用を検討してください。また、カラーレンズやフィルムを通してみることで、目に入る光の量を調節することができ、文字が見やすくなる場合もあります。
蛍光灯の光のチラつきが気になる
蛍光灯は、実は常に光っているわけではなく、通常は人の目で感知できない速さの周期で点滅を繰り返して光っています。

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