2022年9月22日 06:15
「療育の地域差」都市部の現実…選択肢は多いけど空きがない!ようやく通えた施設で息子の成長を感じて
療育スケジュールや各種療育のねらいなども、おたよりで丁寧に教えてくださり、定期的に「言語・コミュニケーション」や「認知・行動」の個別指導も入りました。面談もけっこうな頻度でありました。子育てや息子の発達についての悩みを悶々と抱え続けることなく、すぐに気軽に相談できる専門家がいてくれる、という安心感は大きかったです。
息子のことだけでなく、私の精神状態なども気にかけてくださり、とても行き届いた支援を行っている、良い施設にご縁をいただいたと思っています。
幼稚園と療育の併用で、大きく成長した息子
Upload By べっこうあめアマミ
息子は幼稚園との並行通園で、この発達支援施設に通いました。幼稚園と療育に通う生活を卒園まで続ける中で、できることがたくさん増えました。
中でも目覚ましい成長を見せたのは、身辺の自立に関することです。この施設に通いはじめた当時4歳だった息子は、靴や衣類の着脱を自分でやろうとすることはあるけれど、消極的で、完璧にはできない状態でした。
排泄はほぼオムツで、パンツへの移行は全く考えられない状態でした。
でも卒園のころには、靴の脱ぎ履きは完全に自立し、衣類の着脱も簡単な声掛けでできるようになったのです。排泄の面でも、トイレでの排泄にかなり慣れ、調子がよければ幼稚園や療育に行っている間だけパンツで過ごせる日もありました。
Upload By べっこうあめアマミ
人とのコミュニケーション面でも、大きな成長が見られました。
息子は結局卒園まで言葉を発することはありませんでしたが、お辞儀や手をたたく、といった簡単なジェスチャーで自分の意思を示すことができるようになりました。
そして、人に対して極端に興味が薄かった息子が初めて、「お友達」を意識するようになったのです。関わり方は不器用ですが、「同じクラスのお友達」と認識してじっと目で追ったり、手をつないだりすることができるようになりました。さまざまな療育プログラムに取り組む中で、「実は手先が器用」という息子の得意分野にも気づくことができました。
親の私も気づけなかった息子の長所を、先生たちが見つけてくれたのです。
ゆっくりだけど確実に成長していった息子の姿に、 うれしさがこみあげました。
都市部の療育、ネックになるのは施設の狭さと送迎手段?
Upload By べっこうあめアマミ
息子が通った発達支援施設は、その地域では規模が大きな施設でしたが、駐車場はありませんでした。