子育て情報『「なんでうちの子だけ…」発達グレー息子、集団療育でもママの膝の上に!?ーー療育センターの2年間、先生の言葉と懇談会で感じた見えない絆を振り返って』

2022年12月4日 14:15

「なんでうちの子だけ…」発達グレー息子、集団療育でもママの膝の上に!?ーー療育センターの2年間、先生の言葉と懇談会で感じた見えない絆を振り返って

長男は臨床心理士の方との個別トレーニングはなんとかこなしていましたが、この集団療育では毎回気乗りしない様子で、いつも興味なさそうな顔をしていました。
今でも忘れられないのが、ほかの子どもたちが活動に熱心に取り組んでいる中、いすに座って見学していた私のところに長男がたびたびやって来て、膝の上で丸くなるように座っていたことです。

「なんでうちの子だけ…」発達グレー息子、集団療育でもママの膝の上に!?ーー療育センターの2年間、先生の言葉と懇談会で感じた見えない絆を振り返っての画像

Upload By 星河ばよ

今ではもう笑い話ですが、当時の私はとにかく周りの保護者の目が気になってしまい「もう帰りたい…」という気持ちでいっぱいになってしまいました。

そんな私たちに集団療育の先生はいつも優しい声かけで、長男の気持ちを上手に切り替えてくれて…。長男が私の膝の上に座りにくるのはほぼ毎回でしたが、私も数ヶ月経過してようやく慣れました(笑)。


「なんでうちの子だけ…」発達グレー息子、集団療育でもママの膝の上に!?ーー療育センターの2年間、先生の言葉と懇談会で感じた見えない絆を振り返っての画像

Upload By 星河ばよ

ちなみに、そのときのことを最近になって長男に聞いたところ、「(みんなの前で自己紹介したり、活動したりするのが)恥ずかしかったんだよね〜」と照れくさそうに言っていて。
なんだか謝りたくなったと同時に、「いやむしろそっちの方が目立ってるような…」と笑ってしまいました。


ほかの保護者の方々とは仲良くなれなかったけれど

隔週の集団療育で毎回顔をあわせる中で、何人かのほかの保護者同士は親しくなっていた様子でした。私は少し「いいなあ」とは思いましたが、相変わらず心が閉じたままで、もともとの性格もあって自分からほかの保護者の方に声をかけることはしませんでした。

集団療育では長男以外の子どもはみんな先生の指示を聞いて活動したり発言したりしているように見えました。
(一体ほかのお子さんはどこに困りを抱えているんだろう…)と疑問に思うばかりで、私は正直わが子のできないところばかりが気になっていました。

あるとき保護者だけの懇談会がありました。隣の部屋では子どもたちが集団療育の真っ最中で、賑やかな声が聞こえています。
懇談会のテーマは「今悩んでいることについて」。保護者が順々に、わが子の悩みを語っていきました。ほかの保護者の方々の悩みは、普段の集団療育で見ている様子から私はまったく気づいていませんでしたが、思わず「分かるー!」と共感せずにはいられないものばかりでした。

「なんでうちの子だけ…」発達グレー息子、集団療育でもママの膝の上に!?ーー療育センターの2年間、先生の言葉と懇談会で感じた見えない絆を振り返っての画像

Upload By 星河ばよ

私は今まで自分ばかりがつらさを抱えているようで、なんとなく孤独だと感じていたけど、この日はほかの保護者の方たちと見えない絆で結ばれたような、あらためて同志になったような、自分は一人じゃないんだという心強い気持ちになりました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.