2023年1月22日 14:15
「熱性痙攣(けいれん)」は予防できる?後遺症は?てんかんや急性脳症疑いでの検査、ダイアップや解熱剤など薬の使用方法まで小児科医が解説【図解でわかる】
Upload By マンガで分かる発達障害のキホン
熱性痙攣が起こった場合、落ち着いた対応を
熱性痙攣を初めて目の当たりにすると、保護者や周囲の人はパニックを起こしてしまうこともあります。熱性痙攣の70~85%が一過性のもので再発することはないといわれていますが、保護者は子どもが発熱する度に不安になってしまうかもしれません。
しかし、痙攣は数分で治まり、脳の発達によって5~6歳までに発症しなくなるといわれています。大きな病気ではないので安心して、その都度落ち着いて対応することを心がけましょう。
熱性痙攣のきっかけとなる風邪や感染症を予防することも大切です。子どもだけではなく、周囲の大人たちも予防につとめましょう。
もし熱性痙攣が起こった場合には、#8000番(こども医療でんわ相談)を利用するなど冷静な判断で対処・判断をしてください。はじめて痙攣が起こった際や単純型・複雑型どちらの痙攣か判断できない場合などは、迷わず病院へ行くことをおすすめします。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
参考:子ども医療電話相談事業(♯8000)について|厚生労働省
https://www.childneuro.jp/uploads/files/about/FS2015GL/4fs2015_general.pdf
参考:熱性けいれんの定義|日本小児神経学会
イラスト/taeko
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