子育て情報『3時間かかって5問解く…発達障害息子の宿題に毎日振り回され。夏休みは「大変だけどありがたい」存在で』

2023年7月4日 06:15

3時間かかって5問解く…発達障害息子の宿題に毎日振り回され。夏休みは「大変だけどありがたい」存在で

ですので、食事時間や就寝時間などの基本的な生活リズムや『いつまでにどのくらい宿題を進めるか』などの大まかな計画は決めることを大切にして、可能な範囲でゆるゆると夏休みを過ごしていこうと思っています。

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Upload By 丸山さとこ

執筆/丸山さとこ

(監修:井上先生より)
在宅ワークの親にとって長い夏休みは子どもといる時間が増えるため、互いにストレスがたまることもあるでしょう。一方、子どもさんにとっての長期休暇は日ごろの学校ルーティンから解放される意義ある時間です。
ただ予定がないと不安になったり、優先順位がつけられなくなってしまうので、時間的余裕が生まれるメリットを活用しつつ生活時間の中で子どもの体調に合わせたスケジュールを工夫したり、日ごろはできないお手伝いや調理などを学ぶ機会にするのはとてもよいことだと思います。
また親御さんのストレスを軽減し自立できるようにするためには、子どもさんが1人で取り組めるような活動や空間を用意することも重要でしょう。

コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。


神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。

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