ゲームにテレビに宿題に…自閉症小4息子は「時間の切り替え」が苦手!スムーズに動けるようになった便利アイテムとコツは?
タイマーが鳴るとテレビは終わり。その後はおもちゃで遊び始めたり、やる気があるときは宿題を始め、終わったらまたテレビをOKにしています。宿題を先延ばしにしているときはテレビはナシです。この形になって、宿題もスムーズに進むようになりました。
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夜8時過ぎにはお風呂を済ませ、おもちゃの片づけができたら再びテレビタイムです。弟のふーはまだ片づけに時間がかかるので、ミミの機嫌がいいときは手伝ってくれることもあります。
午後8時45分までの時間を2人で分け、タイマーを設定。それぞれ好きな番組を見終わったら、歯磨きをして午後9時に消灯です。
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「時間を守る」と言葉で言ってもなかなか守るのは難しいですが、タイマーが鳴ると時間がきたことが分かりやすいですし、本人たちも納得してくれます。また、スマートフォンのアラームですと、画面のロックを解除→タイマーのアプリを立ち上げる…などステップ数が多いので、1回のステップで設定できるタイマーは手間が少なく、わが家では必須アイテム!本当にありがたい存在です。
執筆/taeko
(監修:室伏先生より)
タイマーの活用法をご紹介くださり、ありがとうございました。
taekoさんが決めたルールを無理矢理に守らせるのではなく、お子さんの状況や体調に合わせて、ほどよく休憩をとったり、軌道修正したりと、試行錯誤しながらタイマーを上手に使われていらっしゃるご様子が素晴らしいです。最初はうまくいかないこともあったでしょうし、taekoさんとミミさん、ふーさんの頑張りの賜物だと思います。ゲームの時間がバッティングしてしまったときにどうするのかをご兄弟で相談するというのも、今後社会で生きていく上で大事な経験ですね!
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。