子育て情報『「わが子をおかしいと思うなんて」母としての自信喪失と自己嫌悪の日々。発達障害診断前の長男の幼少期を振り返って』

2023年8月7日 06:15

「わが子をおかしいと思うなんて」母としての自信喪失と自己嫌悪の日々。発達障害診断前の長男の幼少期を振り返って


高1の長男・ハルの幼少期

「わが子をおかしいと思うなんて」母としての自信喪失と自己嫌悪の日々。発達障害診断前の長男の幼少期を振り返っての画像

Upload By 安田ふくこ

今年高1になった長男ハルは、小4の時に自閉スペクトラム症(ASD)とADHDと診断を受けました。
いろいろと紆余曲折ありながらも、中学校では厳しい部活も引退までやり遂げ、卒業しました。そして現在は、市内の高校に自転車で通っています。
私も今でこそ「見守る」ことが少しはできている(多分……)かなと思いますが、小学校低学年頃までのハルは、全く目が離せない男の子でした。特に幼児期は、あらかじめ危険だということを伝えて手を繋いでいても、急に何かの衝動にかられて道路に飛び出してしまうことや、会計などの一瞬の隙をついていなくなり、私はお腹に次男を抱えてひとり青ざめ探し回る……なんてことが何度もありました。
当時のハルは、見守っているだけでは絶対に大けがをしていたと思いますし、おそらく、取り返しのつかないことにもなっていただろうなと思います。


生後6ヶ月ごろから気になってきた成長の差

乳児期の頃はというと、早い段階から「表情豊か」な赤ちゃんでした。
おっぱいの飲みも良く、どんどん体はしっかりしてきて、呼びかけにもすぐに反応し、満面の笑みを返してくれる可愛い男の子でした。2、3ヶ月頃からは「あうあう~、うくん!」とたくさんクーイングも出ていて……。
ただ、なかなか寝ないこと、夕方になって泣き出すとなかなか止まらないことなどには、日々かなり疲弊していました。

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産後半年ほど経った頃から、だんだんと周囲の子どもとの「成長の差」が見られるようになりました。

・乳幼児期、首がなかなか座らない
・寝返り、ハイハイ、歩き出すのが遅い
・1歳半になっても、言葉らしい言葉をなかなか喋らないなど……

初めての子どもだったので余計に神経質になり、児童館で一緒になった人の子どもと、つい比べて不安にもなりました。
しかし成長の差に悩みつつも 、ハルの表情の豊かさに私や夫の心は惹きつけられ、「成長は個人差!」と無理にでも思いながら、前向きになれるよう毎日を過ごしていました。


言葉の遅れは母親のせい?1歳半健診で「毎日絵本を読んで」と言われ…

乳幼児健診などで発達や成長に関しては特に問題視されず……。
でも、1歳半健診の時点でまだ意味のある言葉がほとんど出ていなかったので、保健師さんに「毎日絵本を読む、話しかけるなどのコミュニケーションは積極的にとってあげてくださいね!」

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