手づかみ食べはいつから?しない場合の原因や対処法も/小児科医監修
同じスティックにんじんでも、ゆでたものと表面をカリッと香ばしく焼いたものでは、手触りや食感が異なりますね。いろいろな調理法を取り入れて、子どもの好奇心を刺激してみましょう。ゆでた野菜をかわいい型で抜いたりして、見た目を楽しく演出するのもおすすめです。
また、離乳食後期になると、少量のしょうゆやみそ、塩、砂糖などを使って調味したものも食べられます。薄味を基本に、さまざまな味を試し、子どもが「おいしい!」と喜んで食べられる食卓をめざしましょう。
2.みんなで一緒に食べる
子どもの食べる意欲を引き出すには、食べるのはの楽しい、という雰囲気を演出することも大切です。ママやパパといっしょに食卓を囲んで食べる様子を見せるのも効果的。また、祖父母や友人を招いたり、お弁当をつくって公園でピクニックをしたりと、環境を変えてみるのもおすすめです。
3.手指を使う遊びを取り入れる
食事のとき以外に、つまんだり、ひっぱったり、手指を使う遊びを楽しむのもよいでしょう。子どもが楽しく夢中になれることで、手指の発達を促していくことが、手づかみ食べにもつながっていきます。ただ、「手づかみ食べの練習のために!」とノルマのように取り組む必要はありません。子どもが興味を持ちそうなおもちゃがあれば、いっしょに楽しみながら遊んでみましょう。
手づかみ食べで食の世界を広げて
手づかみ食べは、子どもの成長にとって大切な発達段階の一つです。汚れたり、いつもより食事の時間が長くかかったり、大人にとっては大変なこともありますが、それも一時期のことです。子どもの食への意欲を育くみ、自分で食べる基礎を築いていくためにも、たっぷり手づかみ食べの経験をさせてあげましょう。
手づかみ食べは9ヶ月頃からが目安ですが、個人差も大きいものです。
あせらずおおらかな気持ちで見守りましょう。なかなか手づかみ食べをしなくて心配なときは、小児科医や保健師など、専門家に相談してアドバイスをもらいましょう。
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