2023年9月30日 16:15
小児喘息の原因は?アレルゲンや症状、発作を和らげる治療など【医師解説】
一方、検査で陽性になったものは、実際に喘息症状の要因になっていることが多くあります。
小児喘息を悪化させないためにできること
小児喘息の発作を起こさないためには、予防としての治療のほか、アレルゲンの排除も重要です。家庭では特に、ダニやほこり、ペットの毛などを避けましょう。
喘息発作を起こさないために、できること
・じゅうたんや畳ではなく、フローリングにする
・床掃除を毎日する
・布張りのソファはやめる
・クッションや座布団を使わない
・羽毛の枕は使わない
・布団や枕は天日干しをして、掃除機をかける
・ぬいぐるみを置かない
・犬や猫などを飼わない(すでに飼っている場合には、過ごす部屋を分ける)
・同居者に喫煙者がいれば、禁煙する
・こまめに換気する
喘息を悪化させないためには、気管支の状態を把握することも大切です。めいっぱい息を吐いたときの息の速さを測るピークフローメーターという器具を使うと、気管支の状態が数値で分かります。お子さんの場合、息切れの症状や発作について、自分ではうまく伝えられないことがあるので、ピークフローメーターを使用すれば、喘息の状態を客観的に判断することができます。数値が高いときは今の治療を続け、低いときは主治医と相談するといいでしょう。
ピークフローメーターは、保険が適用され、比較的安価で購入することができます。
入手方法については、主治医に相談をしましょう。
小児喘息は、上手にコントロールして発作を防ぐ
小児喘息の治療は、発作を防ぐために毎日行うことが不可欠です。発作がないからといって、自己判断で治療を中止するのはやめましょう。また、発作が起きたときの治療について、主治医と日ごろから相談しておきましょう 。
喘息の状態をコントロールするために、ピークフローメーターで息の速さを測定したり、アレルゲンを除去したりすることも重要です。
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