子育て情報『夫婦喧嘩で徹夜、育児で対立…意見の違いはチャンスになる?【発達凸凹いい夫婦の日エピソード】』

2023年11月20日 06:15

夫婦喧嘩で徹夜、育児で対立…意見の違いはチャンスになる?【発達凸凹いい夫婦の日エピソード】

それより、学校で友だちを増やす工夫が大切だと感じたからです。まだまだ幼さが残る思春期の子どもたちに無理に社会体験させると、ますます学校やクラスの雰囲気についていけなくなるのでは、と心配したのです。私としてはクラスメイトたちと普通に買い物や映画に行ってほしかったのです。

クリスマスにゴスペルコーラス隊に子どもたちが参加したいと言いだした時も、私は反対でした。というのも、ゴスペルコーラス隊のメンバーは、女性は20代以上、男性は40代以上の方々ばかりで、中学生だった次男と同世代の子どもは一人もいなかったからです。夫は子どもたちの社会活動に大喜びでした。「大人になれば年齢差なんか関係ないから、早くいい仲間をつくったほうがいい」と言うのです。その後、子どもたちが参加するコーラス隊の練習風景を見て、ますます私は拒否反応を見せてしまいました。


ところが子どもたちはコーラスをとても楽しみ、社会人になるまで続けるほどでした。当時のコーラス仲間は20歳以上も年齢が離れていますが、今でもいい関係が続いているようです。


普通が一番という「普通病」に侵されていたが、考え方と行動を変えてハッピーに!

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Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

今振り返ると、当時の私は偏った考え方に縛られていたように思います。本来の私は一般的な常識よりも、おもしろいことが好きなタイプです。しかし当時の私は「普通病」に侵されていたため、本心では願っていないのに、なんでも普通がいい、普通が一番、子どもたちも普通の人間関係を築いてほしい……と、子どもたちや夫に理想を押しつけてしまいました。

4人の子どもたちの中で一番友達がいなくて心配したのが次男ウッシーヤです。でも今、彼は社会人になってからフラワーアレンジメントの資格を取って、花を通じたボランティア活動を続けています。花を通してつながった知人や友人は、そのほとんどがかなり年齢の離れた女性たちです。
私は今、人の社会活動は近いところからしか始まらないのではなく、好きな活動であれば年齢・性別は関係ないと分かりました。意見の合わなかった夫の考えも、ひとまず受けいれて実行してみてよかったと思います。私は発達凸凹の特性ゆえに、今現在の子どもたちしか見えておらず、子どもたちの将来像をうまく描ききれませんでした。発達凸凹の理解が進んで、私自身もずいぶん子育てが楽になりました。

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