2023年12月13日 14:15
きょうだい児とは?進路、結婚、親なきあと、保護者の関わり方など【医師監修】
また、親なきあとに向けて、将来的に成年後見制度などを活用することも見すえ、障害のあるお子さんが自立できる支援体制を整えておくことが大切です。
また、中には必要以上に責任を感じて自分が面倒を見なければならないと思ってしまうきょうだい児の方もいます。日ごろから家族でよく話し合って、福祉制度や活用できる支援に対する理解を深めておくといいでしょう。
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https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
参考:障害福祉サービスについて|厚生労働省
https://www.shintaku-kyokai.or.jp/products/public_interest/public_interest/specific_gift.html
参考:特定贈与信託|一般社団法人信託協会
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
参考:障害年金|日本年金機構
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000195619.html
参考:障害者扶養共済制度(しょうがい共済)|厚生労働省
https://guardianship.mhlw.go.jp/personal/
参考:成年後見制度とは|厚生労働省
きょうだい児支援の現状や今後の課題は?
ここまで見てきたように、きょうだい児には特有の困難があります。しかし、障害の当事者や保護者への支援はさまざまありますが、きょうだい児を対象とした支援制度はまだ制度化されていないというのが現状です。
そもそもきょうだい児についての大規模な調査などもこれまでのところされておらず、研究が進められている段階です。
ある研究で実施された教師を対象にしたアンケートでは、忘れ物や学力の不振、友人関係などへの影響が出ているという回答や、精神面や健康状態についても影響が見られるという回答も見受けられました。
また、きょうだい児自身の就職や結婚、親なきあとのへの不安なども指摘されています。