2023年12月22日 06:15
自閉症娘の起床は午前2時。母も眠れず体調不良に…服薬は必要?わが家の選択【医師アドバイスも】
しかし……眠れないとなると話は変わってきます。
私もしんどいですし、何より睡眠不足がまゆみの心身に与えるダメージが心配でした。
「持ち帰って夫と相談の上で決めたい」と答えた私に、医師は「睡眠だけに効くメラトベルという薬もあります。リスパダールに抵抗があるようならこちらでも」と提案してくれました。
主治医の薦めるように投薬を始めてみるか、飲まずに様子を見るか。
夫に相談すると、「薬? う~ん、本当に必要? 飲ますしかないなら仕方ないけど……」という返事。
夫婦だけでは答えが出せず、療育先にも相談してみることにしました。
漢方外来に行ってみることに
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療育先の経営母体の病院が隣町にあるのは知っていましたが、そこに漢方外来があるのだそうです。漢方は効き目もゆるやかで体への負担も少なく、合えば体質改善に繋がるのではないか……私の中での方針が固まりました。
まずは漢方を試してみて、効果がなければ主治医の薦めるように投薬を試そう。そう決めて、漢方を処方してもらうことにしました。
漢方ってどんなものだろう?煎じ薬のようなものを貰うんだろうか……。
そんな想像とは違い、きちんと個包装された「抑肝散」という顆粒の薬を処方してもらえました。睡眠だけでなく、神経のたかぶりを全般的にゆるめてくれることが期待できるそうです。
中身を確認してみると、ザ・漢方という色と香り……。
偏食でジュースもほとんど飲まないまゆみが飲めるか心配になりましたが、お湯に溶いて飲ませてみました。
最初こそ飲ませるのにとてもとても苦労しましたが、4日目からはまゆみ自ら口をつけるようになりました。そして飲み始めて2週間ほど過ぎると、睡眠が徐々に安定するように……!
睡眠障害が始まってからは日中もハイテンションで昼寝すらしないことが多かったのですが、保育園でも療育でも「落ち着きを取り戻してきた」と報告を受けました。
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抑肝散はまゆみに合っていたんだ!やった!と大喜びで追加の抑肝散を処方してもらいに行きました。しかし……
「あ、漢方飲める子なんだね。じゃあこっちも試してみて。飲ませやすいと思うよ」
処方されたのは「抑肝散」ではなく「甘麦大棗湯」という漢方薬。
一般的には、こちらのほうが癖もなく甘い味で飲みやすいと言われているそうなのですが、持ち帰って一口与えてみると……まゆみが断固拒否!!薬を見るや布団を頭からかぶって出てこなくなってしまいました。