子育て情報『2歳、知的障害の症状、軽度の場合は?受けられる知能検査、相談先など【医師監修】』

2歳、知的障害の症状、軽度の場合は?受けられる知能検査、相談先など【医師監修】

の程度を知能指数(IQ)と生活能力(適応能力)の両方を評価したうえで判定します。以下の表にあるように、知能指数(IQ)がⅠからⅣに、生活能力(適応能力)はaからdとどちらも4段階に分けられており、その兼ね合いによって程度が決まります。

例えば知的指数(IQ)が軽度相当の51だとしても生活能力(適応能力)が最も困難を示すaの場合は「中度知的障害」と判定されることもあります。

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https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/101-1c.html
引用:知的障害児(者)基礎調査:調査の結果|厚生労働省

知的能力はIQ(知能指数)によって次の4つに分類されます。
I :おおむね20以下
II : おおむね21~35
III :おおむね36~50
IV :おおむね51~70

適応能力は次のような判定表を用いて、a~dの4つに分類されます。
・食事:一人でできる/介助があればできる/できない
・用便(月経)の始末:一人でできる/介助があればできる/できない
・衣服の着脱:一人でできる/介助があればできる/できない
・簡単な買い物:一人でできる/介助があればできる/できない
・家族との会話:通じる/少し通じる/通じない

ここに挙げたのは基準の一例です。療育手帳を取得する場合は各自治体で別途基準を設けていることもあります。

・DSM-5-TRの基準による知的障害(知的発達症)の程度区分
医学的な診断基準である『DSM-5-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版改訂版』では軽度・中等度・重度・最重度と4つに区分されていますが、知能指数(IQ)での目安は明示されていません。
知的機能と適応能力について、概念的領域(記憶や言語、論理的思考など)、社会的領域(対人コミュニケーションなど)、実用的領域(生活における能力など)の3つの領域の状態から重症度を特定します。

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/shinsho/faq/techo_qa/taishou.html#:~:text=%E6%9C%80%E9%87%8D%E5%BA%A6%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E7%9F%A5%E8%83%BD,%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AB%E9%99%90%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
参考:対象者(愛の手帳Q&A)

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