2歳、知的障害の症状、軽度の場合は?受けられる知能検査、相談先など【医師監修】
2歳頃の知的障害(知的発達症)の症状は?軽度知的障害も分かる?知能検査は受けられる?
2歳の子どもは、「おはよう」「さようなら」などの日常の挨拶をするようになったり、積み木や簡単なブロックを組み合わせて遊んだり、スプーンを使ってごはんを食べるようになったりする頃です。
ただ、知的障害(知的発達症)のある子どもの場合は、以下のような様子がみられる場合があります。
・人見知り、場所見知りがない(またはひどい)
・発語が遅れている(またはない)
・言葉の理解が遅れている
・コミュニケーション能力の発達の遅れから、衝動を抑えることが難しく、癇癪を起こしやすい
・意思の発達の遅れから癇癪をほとんど起こさない
・積木やブロックなどが積めない
・クレヨンでぐるぐるとした曲線が描けない
・簡単なごっこ遊びが難しい
・スプーンを使えないなどの不器用さがある
・運動面・知的面含め全体的に発達の遅れがみられる
※上記は一例です
知的障害(知的発達症)のある子どもには以上のような様子がみられることが多いと言われていますが、軽度知的障害(軽度知的発達症)の場合は学齢期までは目立った兆候が表れないことも珍しくありません。
また、子どもの発達は個人差が大きく、上記のような様子がみられたからと言って必ず知的障害とは限りません。子どもの発達について不安がある方は、自己判断せず専門機関に相談するようにしましょう。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/pre_school/files/curriculum2/15_2_2_sankou.pdf
参考: 0歳児から2歳児の発達過程|東京都教育委員会
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/19-%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%99%BA%E9%81%94%E9%9A%9C%E5%AE%B3/%E7%9F%A5%E7%9A%84%E8%83%BD%E5%8A%9B%E9%9A%9C%E5%AE%B3
参考:知的能力障害|MSDマニュアルプロフェッショナル版
知能指数(IQ)