中学生にかけて増える?子どものうつ病、症状や処方薬など【医師監修】
「いつ治るの?」「よくなってきた?」など焦らすような発言はしないように気をつけましょう。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/mental/ftf/index.html
参考:子どものこころと向きあう|厚生労働省 こころもメンテしよう
https://kokoro.mhlw.go.jp/families/
参考:ご家族にできること|厚生労働省 こころの耳
うつ病の治療は数ヶ月~数年かかると言われています。その間には焦りや不安を感じることも多いと思いますので、そのような気持ちを話せる相談先を見つけておくことも大切です。
子どもの相談先としては、
・保護者
・担任の先生
・スクールカウンセラー
・主治医
などがあります。
家族の相談先としては
・保健所/保健センター
・精神保健福祉センター
・主治医
・うつ病の家族会
などがあります。
また、こころの健康相談統一ダイヤルといって、電話による公的な相談窓口もあります。ほかにも、Webで相談できるサービスなどもありますので、本人、家族共に悩んだときに相談できる場所を確保しておくといいでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html
参考:こころの健康相談統一ダイヤル|厚生労働省
早めに対応するためにも、子どものSOSサインを見逃さないことも大事です。
精神的なストレスを感じているときには、睡眠、食欲、体調、行動の4つの面でサインが出ると言われています。
睡眠では夜更かししている、睡眠リズムが乱れているなどがあり、食欲では食べる量の増減や体重を過度に気にしている様子があるなどです。体調では顔色の悪さや、腹痛、頭痛、吐き気などがあり、行動では学校へ行きたがらない、表情の変化がなくなる、身だしなみに気を遣わなくなるなどがあります。
ほかにも、自分を傷つけるような行為をしたり、消えたいなどと発言するといったことがSOSサインとしてあります。こういったサインが見られたときには、話を聞くことや一緒に専門家のもとを訪ねるなどの対応をしていきましょう。
詳しいことは厚生労働省のWebサイトもご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/parent/mental/sos/index.html
参考:子どものSOSサイン|厚生労働省こころもメンテしよう
まとめ
うつ病は大人だけでなく子どもが発症することもあり、有病率は小学生よりも中学生のほうが約3倍という調査もあります。