熱中症の初期症状は?予防や対処法、発達障害がある場合の工夫も【医師監修】
首回りなど太い静脈のある部分を冷やすと効果的と言われています。冷やす際には、水をかけて風を送る方法や、保冷材や冷えたペットボトル・缶をタオルでくるんで当てる方法などがあります。
それと同時に、水分や塩分の摂取も促しましょう。スポーツドリンクや経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などが効果があると言われています。
病院を受診する目安としては、対処法を試してみても状態がよくならない時です。また、自力で水が飲めなかったり、意識がなかったりする場合はすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
119番に電話をかけると、救急か消防か聞かれるため「救急」と答えましょう。ほかにも、一般的に以下の内容を聞かれます。
・救急車が来てほしい住所
・具合の悪い方の状態
・具合の悪い方の年齢
・電話をかけた方の名前や電話番号など
また、救急車を呼ぶべきか判断が難しい場合は、子ども医療電話相談事業(♯8000)に電話をかける方法もあります。子ども医療電話相談事業とは、夜間や休日などに子どもの症状が出た場合に、医師や看護師などの専門家が対処方法や病院受診など電話でアドバイスしてくれるサービスです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170795.html
参考:熱中症予防のために|厚生労働省
https://www.netsuzero.jp/learning/le03
参考:熱中症について学ぼう:応急処置のポイント|日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/kyukyumusen_kinkyutuhou/119.html
参考:消防救急無線・119番緊急通報|消防庁
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
参考:子ども医療電話相談事業(♯8000)について|厚生労働省
熱中症の予防法は?発達障害があると熱中症になりやすい?
ここでは、熱中症を予防するための方法を紹介します。
熱中症は条件次第でだれでもかかる可能性があります。しかし、正しい知識を持って予防法を実践することで、防ぐことも可能です。
熱中症の予防法
・身体づくりをする
・生活の中で工夫する
・屋外の作業時などで対策をする
・起こりやすい時期を知る
・熱中症警戒アラートをチェックするなど
それぞれ解説をしていきます。