子育て情報『熱中症の初期症状は?予防や対処法、発達障害がある場合の工夫も【医師監修】』

熱中症の初期症状は?予防や対処法、発達障害がある場合の工夫も【医師監修】

ただ、熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートが出ていない時にも熱中症にかかる可能性はあります。行動の指針として、暑さ指数(WBGT)を確認しておくことも大事です。暑さ指数は「WBGT( Wet Bulb Globe Temperature)」とも言い、気温や湿度、日射量などを元に導き出される熱中症予防の指数です。全国840ヶ所に分かれており、環境省のWebサイトの「暑さ指数について」から確認できます。

熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートの発表通知、および暑さ指数は、環境省のLINEアカウントでも配信しているほか、メールで通知してくれるサービスもあります。自分が情報をキャッチしやすい状況をつくっておくといいでしょう。

また、高齢者や子どもは熱中症にかかりやすいため、周りの人は声をかけたり水分摂取を促したりするようにしましょう。

https://www.netsuzero.jp/learning/le02
参考:熱中症について学ぼう:予防と対策|日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクト

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/heat_alert.html
参考:熱中症警戒アラート|気象庁

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/handicap.html
参考:障害のある方へ|厚生労働省


発達障害がある場合の注意点、よくある悩みに医師が回答

ここからは、発達障害や発達に特性がある子どもの保護者によくある熱中症の疑問や悩みについて、小児科医の室伏佑香先生にお答えいただきました。


(質問)帽子をいやがってかぶりません。かぶせてもすぐに自分で帽子を取ってしまうので、熱中症が心配です。

(回答)帽子をかぶらない背景には感覚過敏がある場合があります。感覚過敏とは、聴覚や視覚、触覚といった感覚が過敏である状態のことを言い、刺激に過剰に反応したり耐え難い苦痛を感じたりします。感覚過敏は年齢とともに和らいでいくことも多いと言われていますが、すぐに講じることができる対策として、スモールステップといって少しずつ感覚に慣らしていく方法があります。

例えば、遊びの中で帽子をかぶるゲームを取り入れていく、好きなキャラクターや色の帽子を使ってかぶりたくなる気持ちを盛り上げていく、などがあります。

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