話題の「発達障害と不登校」シリーズ完結!親なきあとに備えたレスパイト利用、発達が気になる双子の子育てなど【24年7月読者体験談特集】
『マンガ発達障害の子どもと私たち』はるき編が完結!「親なきあと」に備えて今からできることや幼少期の「もしかして発達障害?」など【2024年7月】
発達ナビでは、発達ナビ読者の困った経験、こうしたら良かったといった経験を読者体験談としてお届けしています。
今月も、読者の皆さんからさまざまなエピソードが集まりました。そのエピソードをもとに漫画コラム化!7月は障害のある保護者の方なら皆さん気になる「親なきあと」に備えて今からできることについてや、幼少期に「もしかして発達障害かも?」と悩んだ双子の息子さんのコラムを公開しました。
また、『マンガ発達障害の子どもと私たち』シリーズはるき編が完結!子どもの不登校、保護者の苦悩……保護者である「私」の決断は必見です。
RINRINさんの息子さんは現在33歳。4歳で知的障害(知的発達症)と診断されました。中学生からレスパイトを利用し、20歳でショートステイに登録、現在はグループホームで暮らしているとのことです。「親なきあと」に備えて今からできることのヒントが詰まったコラムです。
現在小学校5年生の一卵性双生児(男の子)の母くまごろうさん。診断はありませんが、二人ともADHD(注意欠如多動症)、さらに次男の方にはASD(自閉スペクトラム症)の傾向があると感じているそうです。1歳の頃から集団行動を全拒否の息子さんたちに、「もしかして発達障害?」と不安を感じ……。
運動会が終わった5月の下旬頃から学校への行き渋りが始まったはるきさん。お母さんは「不登校を責めずに受け入れる」対応をとりました。ですが、完全な不登校になってしまったらどうしようと焦りは募る一方で……。
学校への行き渋りが始まったはるきさん。頑張って久しぶりに学校へ行ってみたら身体症状が出てしまいます。
学校の先生と相談してもはるきさんが学校へ行けない理由や、どうすれば学校へ行けるのか、はっきりした答えは分からずで……。
不登校になってしまった小学校2年生のはるき。不登校のはっきりした理由は分からないまま、母は一人悩み、苦しんでいました。そして家族で出した答えは――。はるき編、最終回です!
『マンガ発達障害の子どもと私たち』プロローグと1話は以下からご覧いただけます。
8月下旬からは新シリーズ「みき編」が連載スタート。お楽しみに!
ご自身のエピソードを投稿してみませんか?
『発達ナビ 読者体験談』はみなさんのご経験を基に制作されています。ご投稿いただいたエピソードは、連載ライターさんのイラスト、専門家の先生からのコメントをつけた上で掲載させていただきます。
「あの時は悩んでいたけれど、今はこうなった……」など、発達障害のあるお子さんを育児しているみなさんへ、ご自身の経験をお届けいただけないでしょうか。ご応募は以下の応募フォームから受け付けております。みなさまのご投稿を、お待ちしております。
【現在の募集テーマ】
・障害告知
・パートナー(夫婦) 関係
・両親(義両親)、親族関係
・進学・受験関係
・冠婚葬祭関連
・反抗期、思春期
・自傷
・学習関係
・不登校、行き渋り
・ゲームとの関わり
・不器用さについて
・ママ友や、ほかの保護者の方とのエピソード
・ご近所関係
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。
今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。