子育て情報『自閉症息子、精神的なストレスでチックが1日中止まらない!病院受診は半年待ち…焦りの中相談したのは』

自閉症息子、精神的なストレスでチックが1日中止まらない!病院受診は半年待ち…焦りの中相談したのは


春休み、新学期への不安感が頻尿として現われ……

学年の変わり目の春休みはASD(自閉スペクトラム症)のスバルが1年の中で一番落ち着きがなくなる時期です。スバルはいつもと変わらぬ環境でルーティンをこなすことで安心する性格なので、学年が上がって何もかもガラリと変わる春が苦手なのです。

幼稚園の年中に上がる年の春休みは、5分に1度トイレに行くという形で不安が現れていました。本人は本当に尿意を感じているようなのですが、さすがに5分に1度は多すぎるので「夜に寝ている時には何時間もトイレに行かなくても大丈夫なんだから、昼間も大丈夫だよ」と説明し、タイマーを使って10分、15分と時間を延ばしていきました。1時間をクリアしたあたりで通常の回数に戻りました。

年長に上がる年、小学校に上がる年にも同じ症状が出ましたが、自らタイマーをかけ対応していました。


入学前のストレスの原因はルーティンの変化や見通し不安など多くあり…

小学校に上がる年の春休みは、幼稚園の学年が上がるのとは比べものにならないくらい不安でいっぱいでした。小学校という未知の場所に通わなくてはいけないし、服装も持ち物も朝のルーティンもがらりと変わります。


スバルには特別支援学級に通うことを説明していたので「みんなとは違う少数派の道に進む」という事実もスバルを不安にさせました。
そしてこの年はコロナの流行1年目で、入学式の日程も延び、長い長い春休みを過ごすことになりました。予定が狂った上に入学式の日程が未定という状況は、先の見通しが立たないことが苦手なスバルにとって大きなストレスとなりました。

テレビをつければ世の中の恐ろしい情報が溢れていて、外出するのもひと気のない時間に散歩をするくらい。家の中では母がピリピリとした空気をまといながら古着を裂いてマスクを大量に縫っているし、今まで経験したことのない状況にスバルの不安は増すばかりでした。


激しい首振り。常同行動?感覚を楽しむ遊び?もしかして…「チック」!?

そんなある日、スバルが首を激しく左右に振っていました。常同行動の仲間か感覚を楽しむ遊びなのかと思いました。
「クセになるからやめときな」と注意したものの、1日に何度も首を振っていました。その後も首を振る日々が続きました。その時はその症状とチックが結びついておらず、食事中に首を振りはじめた時にはキツめに注意したりもしました。

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