子どもの睡眠障害とは?自閉症・ADHDなど発達障害との関係はあるの?症状・対処法まとめ
「眠れない」不眠症をイメージする人が多いのですが、眠りすぎやいびきなども含め、眠りの質と量にまつわるさまざまな問題を広く含みます。
子どもに見られる症状の目安として、以下のうち、ひとつでも当てはまる場合、睡眠障害ではないかを検討するほうがよいとする専門家もいます。
①夜間睡眠中に何度も目を覚ます
②強くいびきをかく
③日中不機嫌でイライラしている
④よく泣く
⑤保育園や幼稚園に行きたがらない
⑥頭痛や腹痛が多い
⑦1日中ねむけを訴える
⑧朝起きて学校に行くまでにぐずぐずと時間がかかる
⑨土曜・日曜日・休日はお昼まで寝ている
⑩成績や部活の伸びが止まってしまった、あるいは急激に伸びた(がんばっている)、朝起きることができず学校にも行けなくなった
(『子どもとねむり<乳幼児編>』三池輝久著メディアイランド刊P83より引用)
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このほか、以下の様子が見られるときも睡眠障害が原因の可能性があります。
・夜中に突然大声で叫び、パニックを起こす
・手足のムズムズ感や違和感、痛みで眠れない
・夜中に歩き回る
・夜普通に寝ているが、日中眠そうにしていたり居眠りしたりする
・寝る時間が遅くて不規則な生活が続き、直せない
・睡眠が十分に取れなくて頭痛や体調不良が続いている
・落ち着きがなく、衝動性がある
睡眠時間や睡眠中に起きる問題のほか、一見睡眠と関係なさそうなことも睡眠障害が原因かもしれません。子どもが良質な睡眠ができているか、普段の様子や生活をチェックしましょう。
子どもの睡眠障害の種類
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044011598
睡眠障害にはさまざまな症状や病気が含まれます。代表的な睡眠障害にはどんなものがあるのでしょうか?
寝つきが悪い、朝早く起きてしまう、眠りの質が悪いなど、睡眠が十分でない状態です。睡眠不足が続くと、「なんとなく調子が悪い」といった不定愁訴や、頭痛・腹痛、不機嫌やイライラの原因にもなります。
夜ちゃんと寝ているはずなのに、日中あらがえないほど眠い状態です。低年齢の子どもは昼寝を必要としますし、体力が無いので疲れていることもありますが、じゅうぶんに睡眠時間を取っているのにひどく眠そうな場合やずっと寝ている場合、睡眠時無呼吸症候群など別の病気が関係している可能性があります。