子育て情報『常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめ』

常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめ

子どもの常同行動の理由や背景を知ることで、その行動への対応方法を考える手助けになるでしょう。

口に口内炎ができて痛い、部屋の温度が代わり寒い、下着がすれてかゆいなど、何か不快感や不満をかかえていることが原因となり常同行動をとっている場合があります。

自閉症スペクトラムの子どもは、五感に偏りがあり、ある感覚が飛び抜けて敏感であることも少なくありません。

そのため、他の多くの人にとっては気にならない音が大きなストレスとなり、不安を感じたり、緊張してしまったりすることがあります。そのような刺激、不安、緊張を遮断し、気持ちを安定させるために常同行動をとっている場合があります。

上記の2とは逆に、刺激に対する閾値が高い子どももいます。その子にとって刺激が少なすぎる場合、自分で大きな音を出しその音で遊んだり、くるくる回ったりすることで、より大きな刺激を得ようとする場合があります。


常同行動は、どんな時に問題となるのか

常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174005559

常同行動は、子どもが何かを訴えるサインであったり、刺激を楽しんだりしていることが多いので、それ自体がただちに問題となるわけではありません。


しかし、常同行動が原因で、日常生活や社会生活に問題が発生する場合、対応が必要になります。具体的には、以下の3つの場合が挙げられます。

例) 大声をだす、大きな音を立てる

例) 学習しているといつも筆記具で音を立てる、授業中に立ち上がりくるくるまわる

例) 自分の爪を血が出るほど噛む、頭を打ち付ける


問題となる常同行動の治療法

常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044001619
常同行動が大きな問題に繋がり、常同運動症・常同運動障害と診断されるような場合の治療法には、行動療法と薬物療法が考えられます。

行動療法は、心理療法のひとつで、学習理論に基づき、問題となる行動をさまざまな技法を用いて適切な行動にしていく療法です。

一方、薬物療法とは、薬を投与することで、一時的に自傷行為や常同行動を軽減する対処療法です。

子どもの常同行動において、その対処法は、理解ある関わり方と環境整備、生活指導や以下で述べる行動療法が中心になるため、薬物療法は必要ない場合がほとんどです。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.