離乳食初期(ゴックン期・生後5~6ヵ月頃) 量や進め方は? おすすめレシピを紹介
この時間帯なら、ママもゆっくりと準備が進められるはず。離乳食からとれるエネルギーや栄養素はまだ少ないので、離乳食の後には母乳やミルクを欲しがるだけあげましょう」
<1日のスケジュール>
※1回食のときの一例
06:00母乳またはミルク
10:00離乳食と母乳またはミルク
14:00母乳またはミルク
18:00母乳またはミルク
22:00母乳またはミルク
※2回食のときの一例
06:00母乳またはミルク
10:00離乳食と母乳またはミルク
14:00母乳またはミルク
18:00離乳食と母乳またはミルク
22:00母乳またはミルク
離乳食初期のポイント・注意点
離乳食初期の流れがつかめてきたところで、ポイントと注意点を。
「以下の6つのポイントをおさえ、少しずつステップアップをしていけばOK。
『おいしいね〜』『これは○○だよ〜』などと、たくさんお話しながら、食べる楽しさを教えてあげて♪」
1)スプーンは水平に
「離乳食を自分で口の中に取り込めるようにしてあげたいので、上唇にこすりつけるのはNG。スプーンでちょんちょんと下唇に触れ、自分で口を開けたら水平にスプーンを下唇に置き、上唇が自然に下りてきたら、まっすぐにゆっくりとスプーンを引き抜きます」
2)食品の数は少なくてOK
「初期は様子を見ながら離乳食に慣らすときなので、たくさんの食材を経験させてあげる必要はありません」
3)離乳食のあとの授乳は欲しがるだけ
「この時期の赤ちゃんが離乳食からとれる栄養は、必要量の10〜20%ほど。残りは母乳やミルクから栄養を摂取しているので、離乳食後は欲しがるだけ、母乳やミルクをあげましょう」
4)生後6ヵ月中には離乳食をスタート
「生後7ヵ月を過ぎると赤ちゃんの体内に貯蔵されていた鉄分が減少し、母乳やミルクだけでは栄養不足に。
また、遅いスタートにより離乳食の進みが順調にいかず、咀嚼の力に影響が出ることもあるので、遅くとも生後6ヵ月中に始めましょう」
5)味付けとお肉はまだ早い
「この時期の赤ちゃんは、内臓が未発達。調味料は腎臓に負担をかけるし、最初は素材の味を感じさせてあげたいので、調味料はまだ何も使わないで。また、肉は脂肪分が多く、消化の負担がかかります。アレルギーも出やすいので、もう少し待って」
6)衛生管理を徹底!
「赤ちゃんは大人よりも抵抗力が弱いので、食中毒を起こしやすいもの。調理前に髪はまとめ、キッチンや調理器具は消毒して清潔に。