離乳食初期(ゴックン期・生後5~6ヵ月頃) 量や進め方は? おすすめレシピを紹介
2. ひと肌程度に冷ました10倍がゆに1の全量を混ぜる。
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「10秒ほど湯にくぐらせたミニトマトを水に取り、ヘタ部分から指で皮を引っ張れば、簡単にむけます」
「横半分にカットし、軸部分にティースプーンの柄を当てると種が取りやすいですよ」
離乳食初期レシピ03.
10倍がゆ+豆腐
初めてのタンパク質源は植物性の豆腐から。「舌ざわりのなめらかな絹ごし豆腐は、離乳食初期から使いやすいタンパク質源です」
【材料】1回分
絹ごし豆腐……1個(約10g)
10倍がゆ……大さじ1(15〜20g)
【つくり方】
1. 小鍋に湯を沸かし、絹ごし豆腐を入れてひと煮立ちさせる。2. 1の絹ごし豆腐をすり鉢に入れてすりつぶしてトロトロ状にし、ひと肌に冷ました10倍がゆに全量をのせる。
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「離乳食で使う食材はすべて加熱して殺菌するので、絹ごし豆腐もひと煮たちさせてから使いましょう」
離乳食を上手に進めるコツ
初期は特に、食材や道具の衛生面に配慮が必要なとき。煮沸消毒がしやすく、少量でもつくりやすい小さな専用の調理道具を用意するのがおすすめ。
「直径9〜12cmくらいの小鍋やミニゴムベラ、小さい乳鉢と乳棒があるとつくりやすいです。10倍がゆの上にのせたペーストは、すぐに混ぜ合わせてしまうのではなく、まずはそれぞれの味がわかるような形ですくってあげて。器の中を赤ちゃんに見せながら『これはカボチャだよ〜、甘くておいしいよ』などと語りかけてあげるのもいいですよ。目で見て、匂いを感じて、ママの声、舌ざわり、味と、五感を刺激するように進めていきましょう」
離乳食は、母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが、食べ物を口にするという成長の上でとても大きなステップ。妊娠発覚からここまで、あなたの体からの栄養で、赤ちゃんはこんなに大きくなりました。すばらしい! さあ、次のステップです。
新鮮で味の濃い旬の野菜や豆腐を手に入れて、ママの五感もフルに生かして、離乳食づくりを楽しみましょう。
清水季代さん
管理栄養士/フードコーディネーター/フードスペシャリスト
都内の保育園に勤務の後、独立。食育を目的とした親子料理教室、レシピ開発、栄養や献立相談等を行っている。栄養バランスがよく、子どもが食べたくなるレシピが得意。