離乳食中期(生後7~8ヵ月) 量や食材の進め方は? 食材の味を生かしたレシピ3選
モグモグゴクンの動作に慣れてきたら、1日2回食へと食事の回数もステップアップ!
「舌でつぶせるくらいのツブツブを取り入れつつも、ラクに飲み込めるトロトロのものと合わせることで、赤ちゃんがモグモグすることに疲れないようなメニューからはじめてください。新しい食材をあげるときは、初期と同様に1回1さじずつから。中期の前半1ヵ月は卵ならば固茹での卵黄、肉は鶏ささみから取り入れます。後半になったら、卵は固茹での全卵に、肉は皮なしの鶏むね肉、赤身魚などを加えてもOK。中期になると食べられる食材が少しずつ増えてくるので、赤ちゃんも食べる楽しみを感じられるのではないでしょうか。いろいろな味を体験させてあげることや、メニューを考えることを楽しんでくださいね」
食材の目安と増やし方
食パンやコーンフレークなどの炭水化物やフルーツ、卵や肉類など、さまざまな食材に挑戦しましょう。
「主食をお米からほかのものに変えるだけでも、メニューのバリエーションが増やせます。野菜類はトロトロに調理すれば大半の食材は使えますが、レンコンやごぼうなどの繊維質が多いものや、しょうが、ニンニクなどの刺激の強いものは避けましょう。
タンパク質は消化の負荷がかかるので、目安量以上には増やさないで。そのほかの食材は、完食できたら少しずつ増やしてもOK! ただし、この時期は離乳食だけでは栄養が不足するので、食後に母乳やミルクが飲めるくらいの食事量にとどめてください」
たんぱく質は中期の1回量を厳守!
<1回量の目安(1種類を選んだ場合)>
【エネルギー源】
・全がゆ……中期前半50g→中期後半80g
・茹でうどん……中期前半35g→中期後半55g
・ジャガイモやサツマイモ……中期前半45g→中期後半75g
・バナナ……中期前半40g→中期後半65g
・食パン……中期前半15g→中期後半20g
・コーンフレーク……中期前半10g→中期後半10g
【ビタミン・ミネラル】
・カボチャ、ニンジン、ホウレンソウ、ブロッコリー、ダイコン、トマト、
キャベツ、白菜など……中期前半15g→中期後半20g
・リンゴ、ミカン、イチゴ、ブドウなど……中期前半5g〜中期後半10g
【タンパク質】
・絹ごし豆腐……中期前半30g→中期後半40g
・白身魚……中期前半10g→中期後半15g
・卵……中期前半 卵黄(固茹で)1個→中期後半 全卵(固茹で)