離乳食中期(生後7~8ヵ月) 量や食材の進め方は? 食材の味を生かしたレシピ3選
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・鶏ささみ……中期前半10g→中期後半15g
離乳食中期の1日のスケジュール
2回食になったら、午前と午後に離乳食を取り入れます。
「午前は10時前後に、午後は17〜18時くらいがちょうどいいでしょう。夕食づくりのタイミングで慌ただしいと感じる場合は、もう少し早めの16時ころの時間帯でもOK。ゆったりとした気持ちで向き合える時間帯に設定しましょう。2回食が順調に進んできたら、正午頃にフルーツを少しあげる間食タイムを入れていくと、3回食への移行がスムーズに。
食後には母乳やミルクをあげるようにし、授乳タイムはキープしていきましょう」
<1日のスケジュール>
※離乳食中期前半の一例
06:00母乳またはミルク
10:00離乳食と母乳またはミルク
14:00母乳またはミルク
18:00離乳食と母乳またはミルク
22:00母乳またはミルク
※離乳食中期の一例
06:00母乳またはミルク
10:00離乳食と母乳またはミルク
12:00(間食:フルーツのすりつぶしなどを少し)
14:00母乳またはミルク
18:00離乳食と母乳またはミルク
22:00母乳またはミルク
離乳食中期のポイント・注意点
離乳食をつくる楽しさが出てくる中期に、おさえておくべきことをチェック!
「味付けはごくごく薄く、素材の味を教えてあげる気持ちで調理しましょう。離乳食の進みが遅い場合は段階を戻し、赤ちゃんの成長ペースに合わせてあせらずに進めましょう」
1)タンバク質の量に気を付ける
「中期からは少しずつ、肉や卵などが食べられるようになります。タンパク質はこれからの成長を促すうえで、とても大切な栄養素ですが、消化吸収に時間がかかります。
この時期の赤ちゃんの内臓には負担の大きい食材なので、赤ちゃんの食欲に任せず、食材や目安量を守ってください」
2)素材の味を生かす
「塩、醬油、味噌、油などの調味料は、赤ちゃんの未熟な臓器に負担をかけます。さらに、一度濃い味を覚えてしまうと、薄味のものを食べてくれなくなることも。素材にも塩分や糖分は含まれているので、出汁やヨーグルト、フルーツなどを活用し、調味料に頼らずに味のアクセントを付けましょう」
3)噛むことを促す
「舌でモグモグとする行為を身につける時期。ママはスプーンで赤ちゃんの口に食べ物を運んだら、一度手を休めます。赤ちゃんがモグモグするのを声かけや表情でサポートし、ごっくんと飲み込むのを見届けてから、再びスプーンを手に取るくらいのペースで進めます」