子育て情報『創作意欲と感性が溢れ出す! 絵が嫌いな子でも楽しく描ける夏休みポスター』

2019年7月30日 09:19

創作意欲と感性が溢れ出す! 絵が嫌いな子でも楽しく描ける夏休みポスター

たとえば、「メモにあった “ワクワク” って、どんな色が似合うかな?」と提案してみてください。色選びに悩む子どもの選択肢が広がると思いませんか?もちろん、何色を選んでも大正解!自分で色を選ぶことで、「描かされている」という気持ちになりません。それに、我が子の “ワクワク” が何色なのか、親としても知りたいですよね。

あるコンクールの受賞作品は、なんと赤色で暑い夏を表現し、真っ青な水と対比させる大胆な配色でした。こういった色使いは、たくさんの作品を一度に見ている審査員が近寄って眺めたくなるもの。上手な絵を描く必要はないのです。空だって土だって海だって、いろいろな表情がありますし、見る人によっては感じ方も違います。子どもが選んだ色が「大正解」なのです。


創作意欲と感性が溢れ出す! 絵が嫌いな子でも楽しく描ける夏休みポスター


子どもが一生懸命取り組んだ作品にはパワーがある

未就学児や小学校低学年の子どもにとって、作品を制作することは、とてつもない集中力とエネルギーを要します。ですから、途中で疲れてしまったり、飽きてしまったりするのは当然です。

そんなときは、描いている途中であっても、お子さまの作品のすばらしいところ、おもしろいところを “具体的に褒めて” あげてください。「上手だね」ではなく、「〇〇が本当に光っているみたいでいいね!」といった具合です。そして、「△△の特徴をもっと描き込んでみようか。お母さん見てみたいな」など、励ましながら制作を進めていきましょう。

ぬり間違え、はみ出し、思ったとおりの形が描けない――それらは決して失敗ではありません。親子一緒に試行錯誤してみてくださいね。
できあがりの作品だけでなく、悩んで楽しむ時間もその子の成長にとって大事な時間ですから。

制作には根気がいります。だからこそ、うまい下手を超えて、一生懸命取り組んだ作品にはパワーがある。制作テーマについて、子どもとじっくり話し合ったり、実物を触って匂いをかいだり、テーマにまつわる歌を一緒に歌ったり、食材なら味見をしてもいいでしょう。

私たち親ができることは、子どもからテーマについての興味を引き出し、制作意欲を高めてあげること。刺激から得た情報を、絵に表現するならどうしたらいいのかを、隣で一緒に考えてあげること。そんなスタンスで子どもに寄り添ってあげると、その子の作品は自主性のある、気持ちのこもったすばらしいものになるはずです。

創作意欲と感性が溢れ出す! 絵が嫌いな子でも楽しく描ける夏休みポスター


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夏休みのポスターに限らず、つい「上手に描けているかどうか」

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