なんでも「自分で決めさせる」親が、子どもを追い詰めているかもしれない理由
ですが、子どものことはどんな親でも心配してしまいますよね。そういう場合は、「心配しなくていい」なんて強く考えすぎる必要はありません。「心配しなくていい」とは、「心配しては駄目だ」というわけではないのですからね。「心配しなくていいですが、心配してもいい」。わたしはそうみなさんに伝えたいと思います。
『大学入試改革後の中学受験』
おおたとしまさ 著/祥伝社(2019)
■ 教育ジャーナリスト・おおたとしまささん インタビュー一覧
第1回:いちばんのしつけとは、子どもに〇〇を見せること。親はそんなに頑張らなくていい!
第2回:いまの時代、「絵本の読み聞かせ」にこだわらなくてもいいんです。
第3回:才能さがしのための「たくさんの習い事」より、もっと大事にすべきこと
第4回:なんでも「自分で決めさせる」親が、子どもを追い詰めているかもしれない理由
■ おおたとしまささん 過去のインタビュー記事はこちら
過当競争極まれり。難関中学への“逆転入学”が子どもに弊害をもたらしている
「間に合わせの学力」では人生厳しい。「本質的な学力」を伸ばす“1日10分”の学び
学力は人並程度あればいい。「新たな時代」を生き抜くためには“3つの力”が必要だ
「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには“決定的に足りない”時間がある
教育虐待をする親とその学歴。その教育、本当に子どものためですか?
教育虐待は教育という大義名分のもとで行う人権侵害。
でも親の多くは無自覚である
失敗経験から学ぶ、学力とは異なる力がものをいう時代。受験勉強で「失うもの」とは?
心が折れて立ち上がれなくなってしまう、自信家なのに自己肯定感が低い人
【プロフィール】
おおたとしまさ
1973年10月14日生まれ、東京都出身。教育ジャーナリスト。雑誌編集部を経て独立し、数々の育児誌、教育誌の編集に関わる。中学高校の教員免許を持っており、私立小学校での教員経験もある。現在は、育児、教育、夫婦のパートナーシップ等に関する書籍やコラム執筆、講演活動などで幅広く活躍する。『新・男子校という選択』(日本経済新聞出版社)、『新・女子校という選択』(日本経済新聞出版社)、『世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書』(大和書房)、『いま、ここで輝く。超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室』(エッセンシャル出版社)