子どもを伸ばす「良いストレス」と心身を追い込む「悪いストレス」の違いとは
また、日常的にできることを提案するのも重要です。子どもが喜ぶからといって、「高級なチョコレートを食べる」「遊園地に行く」などといった行為は、日常的なストレスを発散するのに適切ではありません。加えて、選択肢を複数用意することも大切なポイント。「散歩してリフレッシュしよう」と考えていても、雨が降ってしまうこともあります。そんなとき、「じゃあ家の中でゲームしよう」など、代案に切り替えられると良いですね。
小関氏は、子どもが中学生になる頃までに「自分はイライラしているとき、こうすると楽になるんだ」と自覚できるようになることを目指すべきと述べています。大切なのは、ストレスをなくすことではなく、ストレスとうまく付き合うスキルを身につけることなのです。
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大人であれば、誰もが多くのストレスと戦ってきた経験をお持ちでしょう。
そのストックが、お子さんへのガイドに役立つはずです。人生の先輩として、ストレスとの付き合い方をぜひ一緒に考えてあげてくださいね。
(参考)
株式会社セガトイズ|イマドキの小学生は疲れている!?67%が癒されたいと回答
藤元メディカルシステム|先端医療講座「ストレス(第2回)…ストレスとは何か
日経ビジネス|良いストレスと悪いストレス
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