子育て情報『自己肯定感がぐんぐん高まる最高の褒め方。「やればできる」のマインドはこう育てる!』

自己肯定感がぐんぐん高まる最高の褒め方。「やればできる」のマインドはこう育てる!

赤いものを描いてみようとお題を出して、リンゴやイチゴ、サクランボ、トマトやチューリップ、金魚やザリガニ、たくさんの赤いものが描けた。そういう達成経験が子どもの自己肯定感を高めていきます。

実際のところ、縄跳びがいくら上手に跳べても将来の仕事に役立つわけではないですし、絵を描くことも大半の人は将来の職業にはつながりません。でも、できなかったことが努力してできるようになった経験や、自分が手を動かしてなにかをつくり出したという経験によって培われる「やればできるんだ!」というマインドセットは、仕事はもちろん、あらゆる場面で大いに力を発揮します。仕事で大きな壁にぶつかったとき、「どうせできない」と思うのか、「やればできるんだ!」と思うのか。その後の成果に大きなちがいが出ることはいうまでもないでしょう。

本山勝寛さんインタビュー_子どもの自己肯定感を高める褒め方03


子どもが伸びる、褒め方ガイド

最後に、わたしが考える子どもの上手な褒め方についてまとめておきます。拙著『そうゾウくんとえほんづくり』で、「子どもが伸びる、あいうえおかきくけこ」としてまとめています。
その内容は、次のようなものです。

あ 「あたりまえ」を褒める
いう 「一人称」で、「うれしい」気持ちを伝える
え 「笑顔」で褒める
お 「同じ目の位置」で褒める
かき 「過程」を観察、「気持ち」に共感
くけこ 「具体的」に「結果」も「行動」も褒める
まず、「あ」は、「あたりまえ」を褒める。大人にとってはあたりまえにできることも、子どもにとっては一生懸命に頑張ってはじめてできたということがたくさんあります。大人にとってのあたりまえは子どもにとってはあたりまえではないわけです。そう考えて、親からすれば小さなことに思えることでも褒めてあげてほしい。

次の「いう」が、「一人称」で、「うれしい」気持ちを伝えます。子どもは、大好きなお父さんやお母さんがよろこんでくれることによろこびを感じるものです。ですから、「○○ちゃんの絵、大好き!」「一緒に遊べて楽しかったよ」というふうに、親自身のうれしい気持ちをしっかり伝えてあげてください。
「え」は、「笑顔」で褒めます。子どもは、親の言葉だけではなく表情やしぐさなども観察しています。同じ言葉で褒めるとしても、無表情で褒めるのか、笑顔で褒めるのかでは褒めることの効果が大きくちがってくる。できるだけ、笑顔で褒めるように心がけましょう。

続いて、「お」

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