子育て情報『自己肯定感がぐんぐん高まる最高の褒め方。「やればできる」のマインドはこう育てる!』

2020年2月19日 09:35

自己肯定感がぐんぐん高まる最高の褒め方。「やればできる」のマインドはこう育てる!

は、「同じ目の位置」で褒めます。表情のちがいと同様に、子どもの頭のうえからいうのか同じ目線でいうのかでは、同じ言葉でも伝わり方がちがってきます。また、笑顔をしっかり見せる意味もあります。

次の「かき」は、「過程」を観察し、「気持ち」に共感します。先に努力や過程を褒めてあげるべきだと述べましたが、そうするためには子どもが取り組んでいる過程をしっかり観察する必要があります。また、子どもがよろこんでいるときには一緒によろこび、逆に悩んでいるときには「難しいね」と一緒に悩む。そういった共感の積み重ねが、子どもとの絆を深め、褒める効果を高めてくれます。

最後の「くけこ」が、「具体的」に「結果」も「行動」も褒めます。
「できたね!」と結果を褒めることも大切ですが、先に触れた過程と同じように、子どもが取り組んだ行動の一つひとつを褒めてあげましょう。しかも、その行動について「こういう工夫をしたんだね、面白い発想だね!」と、なるべく具体的に褒めることが大切です。そうすれば、子どもは「お父さん、お母さんは自分をしっかり見てくれている、認めてくれる」と感じ、「これでいいんだ!」と思って自己肯定感を育むことにもなるのです。

本山勝寛さんインタビュー_子どもの自己肯定感を高める褒め方04


『そうゾウくんとえほんづくり』
本山勝寛 著/KADOKAWA(2019)
本山勝寛さん著書


■ 学びのイノベーター・本山勝寛さん インタビュー記事一覧
第1回:非認知能力のなかで最重要なのは「○○心」。実は、日本の子どもは学びへの興味が低い!?
第2回:「ただの石でも化石に見える」?自分で新たに生み出す経験が育むイノベーション能力
第3回:自己肯定感がぐんぐん高まる最高の褒め方。「やればできる」のマインドはこう育てる!

【プロフィール】
本山勝寛(もとやま・かつひろ)
1981年3月13日生まれ、大分県出身。学びのイノベーター。本山ソーシャル・イノベーション塾(MSI塾)塾長。日本財団子どもの貧困対策チームリーダー兼人材開発チームリーダー。高校時代、アルバイトで自活しながら独学で東大に現役合格。東京大学工学部システム創成学科卒業後、ハーバード大学教育大学院国際教育政策専攻修士課程を修了。
現在は日本財団にて子どもの貧困対策チームリーダーと人材開発チームリーダーを務め、少子化問題、奨学金問題、子どもの貧困問題などについて評論活動を行う。5児の父で育児休業を4回取得。自身の経験を基にした勉強法、教育論などについての執筆活動にも積極的に取り組む。

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