子どもがモノを散らかしてばかりなのは、親が「○○」を決めていないから。
また、モノの置き場所を管理することができると、スペースに限界があることを理解し、これ以上モノが入らないから我慢する、ということも覚えていきます。
さらにはモノを大切にして、「散らかすとお母さんがきっと困るはず……」と、人への思いやりの気持ちが育つことにもつながります。
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「お友だちのおうちに行ったらすごくきれいでびっくりした」という子どものころの経験は、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。子どもは自分の家のことに意外と敏感。「うちはあんまりきれいじゃないから、お友だちを呼べない。でも、それを言うとお母さんを悲しませるかもしれないから言えない」と思っている子もいるかもしれません。家の中の「指定席」作りについて、子どもと一緒に考えてみるのもよいかもしれませんね。
次回は、具体的な収納テクニックについて、飯田先生に教えていただきます。
『頭のよい子が育つ片づけ術』
飯田久恵 著/学陽書房(2009)
■ 収納カウンセラー・飯田久恵先生 インタビュー記事一覧
第1回:子どもがモノを散らかしてばかりなのは、親が「○○」を決めていないから。
第2回:勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!(※近日公開)
【プロフィール】
飯田久恵(いいだ・ひさえ)
収納コンサルティング会社(社)日本収納カウンセラー協会(旧社名「ゆとり工房」)主宰。
結婚、子育てを経て、システムキッチンや収納家具の設計に従事。そこでの経験をもとに独自の収納の法則を編み出す。新職種「収納カウンセラー」を確立し、家庭の収納相談や、マンション・ハウスメーカーの、収納設計・提案の仕事を行っている。またテレビや雑誌の仕事、執筆、講演、商品開発などにも携わる。片づけやすさを「収納指数」という数値で表すことを2001年に編み出し、その人にとって、無理しなくても片づけられる、シンプルな収納を目指す。著書に『頭のよい子が育つ片づけ術』(学陽書房)、『家庭も仕事もうまくいく 一流の収納術』(ぱる出版)など多数。
近著に『服を1着買ったら、2着捨てなさい』(内外出版社)。
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