子育て情報『“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」』

2021年10月7日 08:05

“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」

また日本屈指の名門校、麻布中学校・高等学校校長の平秀明氏も、「情報をうのみにせず、自らの頭で考えよ」と、生徒たちに繰り返し話しているとのこと。複雑な問題を解決する際には、自ら情報を集め、考え、判断し、そして行動をしなければいけません。答えのない未来に備えるために、考える力の重要性はこれからますます増してくると言えるでしょう。

「考える力」をアップさせるコツ■「どうして?」と聞かれたら「どうしてだろう?」と答える
子どもの「どうして?」は考える力をアップさせるチャンス。元筑波大学附属小学校副校長・田中博史氏は、「どうして?」と子どもに聞かれたら「どうしてだろうね」と受け止めてから、「そんなこと、考えたこともなかった!」と伝えるのがよいとしています。子どもは、「パパ(ママ)も考えもしなかったことに自分は気がついたんだ」と嬉しい気持ちになり、ますます知的好奇心が高まっていくそうですよ。そして、親は必ずしも正解を教えなくてOK。一緒に考えてあげればいいのです。


■子どもには「自分で決める」という経験をさせる
また田中氏は、考える力をつけるためには「自分で決める」という経験が大切だとしています。なぜならば、自分で決めようとすれば、自然と考えることになるから。子ども自身が「どれにしよう」「どっちがいいかな」と選択する機会を、たくさん与えてあげてください。そして子どもが選び終わったときに、「どうして?」と聞いてみましょう。すると「なぜ選んだのか?」を子どもはあらためて考えることになるのです。

未来に必要な4つの力2


将来活躍するために必要な力2:「協働力」

今後はグローバル化が一層進み、多様な人々と生きていくことになるでしょう。そのような世界で必要となるのは「協働力」です。千葉大学教育学部附属小学校教諭の松尾英明氏によると、「協働力」は単なるコミュニケーション力ではなく「自分の特質を生かしながら、さまざまな個性や能力をもつ人と一緒に、同じ目標に向かって力を合わせることができるスキル」とのこと。
松尾氏はまた、「苦手なことで困っていれば、それが得意な誰かに助けてもらえばいい。逆に、自分が得意なことで困っている人がいれば、自分が助けてあげればいい」と話し、異なるスキルをもった人間同士が力を合わせることこそが大切だとしています。

「協働力」をアップさせるコツ■家庭のルールを決めて、家族全員で守る
「全米最優秀女子高生」

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