子育て情報『“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」』

“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」

と思えるような声かけがポイントです。

■「好きなこと」をとことん楽しんでもらう
子どもに「好きなこと」「夢中になれること」があれば、やり抜く力は育っています。好きなことなら一生懸命になりますし、そのことについて勉強したり工夫したりするでしょう。注意したいのは、親が「上達させてやろう」と思わないこと。ダックワース氏によると、「その道を極めた達人でさえ、最初は気楽な初心者だった。必死に努力する以前に、まずは楽しむことが大事」とのこと。子どもがとことん楽しむことが先なのです。

未来に必要な4つの力4


将来活躍するために必要な力4:「創造力」

多くの専門家が必要だとする力、それが「創造力」です。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』著者で精神科医の樺沢紫苑氏は、「AIは『0から1』を考えることはできない。人間に求められるのは『0から1』を創造する力だ」と話していますし、西氏は「知能は高くなくても、創造力がある子どもは成功する」と断言しています。

なぜ「創造力」がこんなにも注目されるのか――その理由は、「すでに確立された手法を知っていたり多くの知識をもっていたりすることの価値が、今後はどんどん下がっていくから」。『16倍速勉強法―「東大」「ハーバード」ダブル合格』著者で “学びのイノベーター” 本山勝寛氏は、そう予測しています。

「創造力」をアップさせるコツ■どんどん「アウトプット経験」をさせる
創造力は、知識や情報をインプットしたからといって育つものではありません。アウトプット経験を積み重ねることで創造力が育まれます。また、アウトプットする過程で、新たなアイデアが生まれることもあるでしょう。アウトプットの方法は、絵を描く、言葉で説明する、文章を書くなど、何でもOK。
本山氏の著書『そうゾウくんとえほんづくり』でオリジナルの絵本をつくってみるのも手です。さまざまなワークをしながら、子どもの好奇心や自由な創造性、発想力を伸ばすことができますよ。

■子どもが「退屈だ!」と感じる時間をつくる
「退屈」を感じたときに、人は創造性を発揮します。そして幼少期にこそ「退屈な時間」が必要なのだそう。イギリスの心理療法家であるアダム・フィリップス氏は、大人は子どもの「興味を探す」ために、いろいろな体験をさせたがるけれど、本当に重要なのは、「退屈」のなかで、子ども自身が「興味のあることを探すために費やす時間」

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