子育て情報『“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」』

“退屈な時間” を過ごす子が最強のワケ。将来活躍するための「4つの力」

の母であり、非認知能力育成ライフコーチとして活躍するボーク重子氏は、「家庭のルールを決めて、家族全員で守ること」が子どもの協働力アップにつながると話しています。家族といえども、別々の人間。子どもは一番身近なチームである家族のなかで協働力を育むのです。ルールは、「靴ひもは自分で結ぶ」「日曜日に朝食をつくる」など何でもOK。「あなたは家族のためにどういうことができる?」と子どもに聞いて、子ども主導でルールを決めさせましょう。

■子どもにキャンプなどの自然体験をさせる
キャンプなどの自然体験で「協働力」が育まれると言うのは、独立行政法人国立青少年教育振興機構 元理事長の鈴木みゆき氏。そして、できれば “家族以外” との体験が望ましいのだそう。初めて会った友だちと協力して何かをやり遂げたり、年齢の違う子ども同士で作業したりなど、自然体験やキャンプは協働力をアップさせる機会が盛りだくさんです。
ひとりでの参加が難しいお子さまであれば、ほかの親子とのキャンプなどから始めてみてはいかがでしょう。

未来に必要な4つの力3


将来活躍するために必要な力3:「やり抜く力(GRIT)」

『脳科学的に正しい一流の子育てQ&A』著者で脳科学者の西剛志氏は、つまずいても立ち上がることができる「折れない心」と、何度でもトライし続ける「粘り強さ」――つまり、「やり抜く力(GRIT)」がなければ、将来的にしっかり生きていくことはできないと述べています。人生に挫折はつきものですから、そのつど落ち込んでいては先には進めません。

また「やり抜く力」を提唱しているアメリカの心理学者アンジェラ・ダックワース氏の研究では、「やり抜く力にIQや才能は関係ない、この能力は先天的なものではなく、後天的に誰でも得ることができる」ということが明らかにされています。ぜひ今日から、子どもの「やり抜く力」を鍛えていきましょう。「やり抜く力(GRIT)」をアップさせるコツ■子どものチャレンジをほめちぎる!
西氏、ダックワース氏の両者とも、「子どものチャレンジに対して、しっかりほめることが大切」と述べています。結果はともかくとして、チャレンジした行動力をとにかくほめちぎるのだそうです。このほめ方は、特に慎重派の子どもには効果が高いとのこと。
もし望んでいた結果ではなかったとしても、「もう少し時間をかけてやってみよう」「〇〇ちゃんの努力はすばらしいね」など、子どもが「よし、もう一度頑張ってみよう」

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