子どもに長所を伝えると「ぐんぐん伸びる子」に。短所は “すばらしい個性” に変換できる!
子どもの自己肯定感を高めたいのであれば、子どもへの「短所いじり」はぐっと我慢したほうがよさそうです。その代わり、子どもの長所をたくさん見つけて、本人に伝えてみませんか?
親が「長所」を伝えると、子どもは伸びる!
石田氏は、親が子どもに長所を伝えることで「子どもはぐんぐん伸びる」と話しています。具体的には以下のようなメリットがあるそうですよ。
- 自分に自信がもてる
- 自分のことを好きになる
- 学力が上がる
- 才能がぐんぐん伸びる
- 将来「やりたいこと」を見つけやすくなる
- 失敗しても気持ちが折れにくくなる
子どもは、意外に自分の長所を理解していません。そこで親が、子どもの長所を言語化し、「それってすごいことなんだよ」と肯定的に伝えてあげるのです。すると、子どもは「普通だと思っていたけど、〇〇できるってすごいのか!」と自分の長所に気づくことができます。
また、教育コンサルタントの上野緑子氏によると、「自らの長所を知っている子は、長所も短所も含めて、自分を好きになることができる」とのこと。そしてそのような子どもは、「自分のことが好きだから、物事をポジティブにとらえられる」ので、「何事にも前向きな態度で取り組める」ようになるそうです。
もし、困難な出来事があったとしても、たとえ大失敗してしまっても、持ち前のポジティブ思考で乗り越えていけると、上野氏は断言しています。逆に、自らの長所を知らないまま成長した子どもは、自分に自信がもてないため、うまくいかないことが起こったときに、人のせいにしたり、努力するのをやめてしまったりするのです。
子どもの長所を「100個」見つけると、親の考え方も変わる
長所を本人に伝えることで、たくさんのメリットを得られるのなら、どんどん子どもに長所を伝えたいところ。そこで今回は、教育評論家・親野智可等氏とビジネスコーチ・石川尚子氏がすすめている、「子どもの長所を100個書き出して本人に伝える」という方法を紹介します。
そしてこの方法、なんと親御さん自身にも嬉しい効果があるそうです。親野氏が開催するセミナーで、参加者に子どもの長所を100個書き出してもらったところ、以下のような感想があったとのこと。
・「短所は今親にそう見えるだけ。長い人生ではその子にとって長所かも」というお話が、目から鱗でした。
・できて当たり前と思っていたことのありがたさを感じました。子どもの寝顔を見ながら涙が出ました。これからは、もっともっと子どもをほめます。ついでに、旦那もほめます。
・昨日書いたものを忘れないように、これからもときどき読み返します。これからもいいところを見つけて、100個目指して書き足していきたいです。
(引用元:親力講座|子どものいいところを100個書き出してみよう)